2025-09-01から1ヶ月間の記事一覧
ネタバレします。 まず「あとがき」から ここに諸星氏の気持ちが記されている。 要約すると 「ある時期これまでの単行本の新装版や昔の作品を新しく編集しなおした短編集が矢継ぎ早に出てそこに入れる描きおろしの短編を注文された。 ある読者にとっては8ペ…
ネタバレします。 第20話「顔を盗まれた女」 今回の話、一度読みでは意味がわからなかった。 数回読み返してやっと理解した。わかってしまえばなんということはないけどどうしてこうなったんだろうか。 やはり顔を奪うアメリア夫人に視点が向いていなかった…
ネタバレします。 第17話「騙し絵の館」 アリスとシェエラザード、さる貴族からの依頼である屋敷に迎えられる。 依頼とは絵画「屋敷内にあるレディ・ジェーン・グレイの処刑」と「サロメ」を捜して広間に持ってきてほしいという風変わりなものだった。 絵画…
ネタバレします。 第12話「ユディット再び」 冒頭でシェエラザードがアリスからファーストネーム呼びをされてしまうのにスルーする。その後も突っ込みを入れなかった。 というのは古い友達のデボラが悪い病気で来てほしい、という手紙を読んでいたからなのだ…
シェエラザードが長身でカッコいいです。 ネタバレします。 第9話「ユディット」 19世紀末ヤバい場所であったイーストエンドへ赴くアリスとシェエラザード。 なぜ彼女たちがこんな場所に来たのか。 それはさる高名な画家のアトリエを訪れたのが始まりだった…
ネタバレします。 第7話「椅子になった男」 「椅子になった男」が美女に座ってもらって喜びを得る、という展開は淫靡な江戸川乱歩だけどそもそも椅子になった理由がガミガミと煩いお母さんから逃れるため、という殺伐とした理由なのは諸星流というべきか。 …
ネタバレします。 第3話「眼球泥棒」 「人探し」を家業とするアリスとシェエラザードの元へタイラー夫妻が訪れる。 今回の「探しもの」は妻オリビアの眼球であった。 犯人は眼科医のモートンだと判っているという。 ある時、知人から良い目薬だと言われて点…
これも初読みです。 ネタバレします。 第1話「ファーストネームで呼ばないで」(「手を愛する男」改題) 主人公の名はアリス・ミランダ。助手のミス・ホブソンと共にロンドンに住む。 仕事は「人探し」だという。 今回の「人探し」は「結婚相手」なのだがそ…
ネタバレします。 第6羽「鳥を見た」~「モーニング」2002年29号 諸星大二郎氏はどうしてこうも子供の話を描くのだろう。 主人公の男の子は大抵いつも真面目そうな愛らしい容姿である。たぶん自身のイメージなのだろうと思えてしまう。 主人公のタカは無人…
デジタル版のメリットは見開きの絵がきれいに取り込めることではないでしょうか。 ネタバレします。 第4羽「搭に飛ぶ鳥」 「皮肉作品」というものがある。 これもそのひとつでかなり苦い。 ピュアな感じの若者が主人公である。 薄暗い部屋の中にうずくまっ…
まったくの初読みです。楽しみです。 ネタバレします。 第1羽「鳥を売る人」 これは空のない街の物語である。 いったいどういう世界なのか、の説明はない。 遠い未来なのだろうか。 人々は空を見ることのない地下なのか巨大な建造物の中なのか、で生活して…
ネタバレします。 第3話「碁娘翅鳥剣」~「月刊コミックトムプラス」2000年1・2・3月号(潮出版社) 碁娘の碁と剣の腕前がますます冴えわたる。 碁をまったく知らない者としては「へええ、そうなのか」と魔法をかけられているような心地である。 碁と麻雀を…
諸星ヒロインでも屈指の強強美女。 感想、というのは書きにくいかもですが、記しておきたい作品です。 ネタバレします。 第1話「碁娘伝(ごじょうでん)」~「コミコミ」1985年4月号(白泉社) 中国・唐代天宝の頃。 城外に荒れ果てた屋敷がありそこに妖怪が…
ネタばれします。 カズオ・イシグロ著『わたしを離さないで』についてもネタバレします。 「蒼い群れ」~漫画アクション増刊『スーパーフィクション8』(双葉社)1981年9月~ こういう形で見せられるとゾッとして「こんなことはさせないぞ」と意気込むかも…
ネタバレします。 「沼の子供」~漫画アクション増刊「スーパーフィクション11」(双葉社)1982年9月 メキシコと思しき山の中、まだ何も知らず沼の中で幸せに生きているアダムとイブ(をイメージさせる若い男女)に知恵(缶詰と衣服)を与えてみるセニョール…
上の画像は拾ったもので文庫本のもののようです。 手持ちのアクションコミックス(1991年版)は表紙カバーが外れてしまっているのでどういう表紙か判りません。 ネタバレします。 「方舟が来た日」~「少年少女SFマンガ傑作大全集」(東京三世社)1983年3月…
ネタバレします。 「光の緒」 奇妙なものを見るせいでいじめられる話はよくあるが力がありすぎて困るこどもの話。 しかしこれほどきれいに丸く収まった話もないようだ。 乱暴なゲンの怒りは母に会えない為だった。 が、その母は天女の姿となっていつもゲンを…
ネタバレします。 「残り紅」 日本のマンガにはめずらしい老夫婦を題材にした作品。 多くの(日本制作)マンガはほぼ十代次に二十代か一桁世代を主人公にしているのでこうした長いスパンの物語はなかなかできない。 漆原氏にしても十代二十代一けた代が多い…
ネタバレします。 「潮わく谷」 実はこういうひたすらに頑張る人の話が苦手である。 「キライ」とかそういう冷静な感じではなく「ヒュッ」とするような寒気を感じてしまうのだ。 とはいえそのこと自体物語で描かれていてギンコはそれを制止しようとするのを…
ネタバレします。 「花惑い」 桜の美しさに狂った男の話。 サクラそして”ソメイヨシノ”を検索すればどうしてこの物語がこのような設定と展開になったのかが理解できる。 美しい桜そのものである佐保を生きながらえさせるために「強いのだけが取り柄」という…
ネタバレします。 「天辺の糸」 天から垂れ下がる糸を引っ張ったら飛んで行ってしまった娘の話。 吹(ふき)は夜泣きする幼児の子もりのために雇われた娘だった。 その家の息子セイジロはいつも星を眺めているような男で自分の側で子守をする吹を嫁にしたい…
ネタバレします。 「沖つ宮」 『猿の手』もしくは『ペットセマ(メ)タリー』の亜種でもあるのだろうか。もうひとつ『DUNE』も加えたい。 それが漆原作になると随分やさしくなるようだ。 というか仏教もしくは日本神道とキリスト教の対比なのか。 愛する「人…
ネタバレします。 「虚繭取り」 幼い双子姉妹と蚕の繭のお話。 愛らしい少女たちと真っ白な繭玉が天井から幾つも吊り下げられている情景が美しい。 兎澤家一族の中で”ウロさん”が見える者は山中で孤独な”ウロ守り”という仕事を継がねばならない。 素質あるも…
ネタバレします。 「硯に棲む白」 これはクリエイター冥利に尽きるという話。 子どもたちが病となり大人が死亡するほどの作品を作る、ということ。 むろん本当に死にそうになり死ぬわけではなくそれほど惚れ込み夢中になれる作品を作り上げたということ。 そ…
ネタバレします。 「錆の鳴く聲」 いつものことだが不思議な話だ。 ”しげ”という娘が声を発するとそれを聞いた人々が錆びつき動けなくなっていくという。 はっきりと証明されているわけではないが村人は皆その娘の声が原因だと思っている。 それはしげ自身は…
ネタバレします。 「露を吸う群」 現在ベストセラー1位になっている本の帯「コンサル栄えて国滅ぶ」の言葉を思い出させる。 そしてその本のタイトル『過疎ビジネス』というのも本作をそのまま指示している。 失礼ながら(というか金銭的問題で)上の本は未読…
未知の領域です。 うお。 二巻にはいって急に絵(というか話とか全体的に)がうまくなった気がする。 すごい。 ネタバレします。 「やまねむる」 山に穴が開いていた。 なんでこんなこと、考えるかな。 しかしここ、マンガは自然な開き方だったのがアニメだ…
アニメタイムズでアニメもいっしょに追うことにしました。 なのでアニメについても言及することもあると思います。 ネタバレします。 「瞼の光」 あまり多くが説明されない奇妙な話でもある。 大きな蔵もある屋敷に母と息子ビキのふたりだけで住んでいる。 …
ネタバレします。 「柔らかい角」 女性村長の白沢は蟲師ギンコを呼んだ。 村では雪の晩に耳を病んでしまう者が出るという。ほとんどは片耳だが片耳を失うと人はまっすぐ歩けなくなる。雪深い山村で踏み外せば谷底に落ちる。 医者は首をひねるばかりで蟲師ギ…
『蟲師』アニメもうっすら見てて原作マンガもなんとなく眺めてはいたもののしっかり読もうとするのは初になります。 読もう読もうと思いながらなかなか読めず先日から「民俗学」にはまりこんだためついに決心しました。 ところがこれがやはりなんとも形容し…