ガエル記

散策

ドキュメンタリー

『武器人間』リチャード・ラーフォースト

日本のポスターのほうが良いデザインなのは希少ですね。第二次世界大戦中、ソ連軍がナチスの占領地区で怖ろしい人体実験の施設を発見します。そこではフランケンシュタイン博士の末裔が行っていた武器と人間を合体させた最強の兵士が製造されていました。 ソ…

もうひとつの『サラ、神に背いた少年』そして『いつわりの祈り』

headlines.yahoo.co.jp よく「これは誰かが代わりにい書いたんじゃないのか?」みたいな疑惑が起こったり問題になったりすることがありますが、まさしくそう思われそうな話なのにもかかわらず誰もが信じてしまった、のでしょうか。 上にあげたような金髪の少…

『ボウリング・フォー・コロンバイン』マイケル・ムーア

2002年製作映画。再鑑賞です。 本作でマイケル・ムーアは「アメリカ白人男は臆病すぎて銃による殺人をやめられないでいるんだけどいい加減にしようぜ」とくどいほど大声で叫び続けているのですが今のところはその効果は得られてないように思えます。 もちろ…

『ジェフリー・ダーマー』デヴィッド・ジェイコブソン

www.amazon.co.jp なぜかアマプラの「日本映画」のカテゴリの一番目に入っていて気になり(今は変わっていた)レビューを見たら惨憺たる評価で「ダメダメ映画」「肝心な場面が描かれていない」「恐怖も生い立ちも中途半端」「他のを観るのをおススメ」つまり…

『一人っ子の国』ナンフー・ワン、ジアリン・チャン

なぜでしょうか。困りました。 2019年サンダンス映画祭にてグランプリを受賞した衝撃のドキュメンタリー作品なのに「知ってた」内容だったからです。 もちろんそれは単なる「噂」的に知っていただけでこのようにきちっと証言を取っていたわけではないわけで…

『チェルノブイリ』ドラマ 真実を話す者

以下ネタバレになります。 ドラマラストではっとしたのは女性科学者ウラナ・ホミュックは当時世界的に有名となったレガソフを応援していた多くのソビエトの科学者の思いを一人にまとめた造形だたという説明でした。 面子を重んじるソビエト連邦が原発のミス…

『チェルノブイリ』2~5

ただただ怖ろしい。 1980年代の事故とはいえ人間には原子力を扱う能力はなかったし、今も無いし、これからもあり得ないでしょう。 どうしてこの力を人類が持ってしまったのでしょうか。いくらある種の能力が高いのだと言ってもそれに支払う代価が高すぎるの…

吾妻ひでおのSFとリアル

吾妻ひでおさんが逝去されました。 私は物凄く彼の作品を追いかけてきたわけではないのですが、それなりに家に彼の本もありますし、そこそこ(だじゃれではなく)読んできたファンだと思っています。 吾妻ひでおといえば第一に「可愛い女の子」でありマンガ…

『華氏119』マイケル・ムーア

観てしまいました。なんと言ったらいいのでしょうか。 怖ろしい濁流がある。二つの橋が架かっているが、右か左か、どちらを向いてもどちらの橋も腐りきっていて渡ることはできそうにない。 どうしようもなく深い絶望。 なにかを信じたくても何も信じることは…

東京ブラックホールⅡ 破壊と創造の1964年

少し前、「昭和は良かった」とやたら昭和を良い時代だったと懐かしむ風潮がありました。 私は昭和38年生まれなので思い切り昭和時代に成長期を過ごしたのでどっぷり昭和人間です。平成という時代は次の時代という感慨しかないわけですが「昭和」という時代を…

青春舞台2015 TV放送観ました。

青春舞台2015 佐賀東高校演劇部 2015年の夏、滋賀県彦根市で開催された、第61回全国高等学校演劇大会。 初めて観ました。 最優秀賞は大分県立大分豊府高校の『うさみくんのお姉ちゃん』でした。この作品は全編放送で観ることができました。 女子といると…

「バレエの王子になる!~“世界最高峰”ロシア・バレエ学校の青春」

www.nhk.or.jp 上の4人の少年、左上の彼はアロン(大澤ホロウィッツ有論)日本人の母を持つアメリカ生まれイギリス育ちでロシア語を勉強しながらワガノワバレエを学ぶ。 身長が低い(って175センチでチビって?他はみんな180越えらしいけど)のが欠点だがそ…

BS1スペシャル「戦争花嫁たちのアメリカ」と『ゼロの焦点』

www.nhk.or.jp 本当に何も知らないまま生きていてこの年齢になって初めて知る、ということばかりなのですが最近になって読んだのが松本清張の本『ゼロの焦点』でした。 (以下『ゼロの焦点』のネタバレになりますのでご留意ください) その中に「戦後、日本…

BS世界のドキュメンタリー「さすらいのシェフ」

www.nhk.or.jp 原題:The Wandering Chef制作:国際共同制作 Hayanso Entertainment /NHK(韓国 2018年) ディレクター: PARK Hye-ryoungプロデューサー: JEON Jin 何気なく予約録画して観ました。 もっとちゃらいものを予想していたのですがまさかこんなに…