ガエル記

散策

恋愛

『ジョゼと虎と魚たち』タムラコータロー

アニメ版『ジョゼと虎と魚たち』 思いがけぬきっかけで観ることになってしまったアニメ作品でした。それがなければ観なかったかもしれないと思えばどこでどんな巡りあわせがあるかはわからないものです。 今観終えたばかりでの勢いで少し書きたいのですが素…

『ジョゼと虎と魚たち』田辺聖子

突然この小説を読むことになってしまいました。短編集の中の一遍で驚くほどに短い小さな作品なのです。 事の発端はネットでこの小説を原作としたアニメ映画についての批評を読んだことでした。 それは自身も障害者であると記されている方がアニメ映画を観て…

『冒険者たち』ロベール・アンリコ

昔観てはいるはずなのですがあまりに退屈でちゃんと観れなかった、という再鑑賞です。これも『SonnyBoy』のための勉強鑑賞です。大変だ。 もともと私はフランス映画と言うかフランス文化と相性が悪くてこの雰囲気が苦手だったのですがさすがに私も年齢を経て…

『ラストウォー1944 独ソ・フィンランド戦線』アンティ・ヨキネン その2

そしてこちらが『Kätilö』で検索して出てきた画像です。素晴らしいとまでは言い難いですがさすがに内容をイメージさせる仕上がりになっています。 日本版はこちら 大きく映っているのが上ポスターでロマンチックな横顔の彼です。そして右下隅の小さな女性が…

『ラストウォー1944 独ソ・フィンランド戦線』アンティ・ヨキネン

見入ってしまう映画でした。原題はフィンランド語『Kätilö』意味は『助産婦』です。そのとおり画像のヒロインが助産婦でドイツ兵士と恋をするお話でした。 そして日本語タイトルが『ラストウォー1944 独ソ・フィンランド戦線』で紹介画像がこれです。 右下極…

『タイタニック』ジェームズ・キャメロン

地上波テレビ放送されて話題になっていました。私は「金ロー」は観なかったのですが久しぶりに観たくなって以前録画していた吹き替え版を引っ張り出してみました。 1997年公開時に映画館には行っていませんがレンタルかテレビ放送かで早いうちに観たはずです…

『道成寺』川本喜八郎

【道成寺】動畫(川本喜八郎1976年作品) ツイッターでこの動画の存在を知りました。 というか実をいうと『道成寺』の名は知っていても物語がどういうものなのかをよくは知らなかったという始末です。 『安珍清姫』でも知られている『道成寺』ですがこの動画…

『ペパーミント・キャンディー』イ・チャンドン

ずっと以前私が韓国映画にはまっていた頃観たのですが、たぶん何もわかっていなかったと思いますw 今観ると少しだけその時よりは内容が把握できているのではないでしょうか。 とにかく凄い映画だと思ったのは同じです。 以下ネタバレしますのでご注意を。 …

『ウンギョ 青い蜜』チョン・ジウ

しまった!こんなに面白い映画だと思わずにいました。アマゾンプライム観放題期間あとわずかなので未見の方はお急ぎを! 他の方も書かれていますが邦題の『ウンギョ 青い蜜』のせいで若い女性を売り物にしたエロ映画と勘違い商品しまった方が大勢おられるよ…

『建築学概論』イ・ヨンジュ

これが噂の韓国ラブロマンスかあ、という感じで観ていました。とても良くできていると思いますが私にはホラーかミステリーがやはり合っているようです。 凄い高評価の映画で皆さんこういう感じが好きなのですな。 若い時の2人が空き家に入っていく場面はな…

『金子文子と朴烈』イ・ジュニク

ちょっとこの感情をどこにぶつけていいのかわからないほどです。 現在ではもう感動するラブストーリーなど観ることはできないのではないかと思っていました。確かにこの物語自体の時期は昔(1920年代)のものではありますが現代にこうして蘇らせられ観る…

『ミッドサマー』アリ・アスター

怖く面白い、という噂を読んでから物凄く期待していましたが、思ってた以上に凄かったです。 以下、ネタバレしますのでご注意を。 この映画を観てから「日本で作ったら・・・」と考えようとしたのですが古い伝統を守り続ける田舎に見知らぬ者が訪れてという…

『春の雪』行定勲

日本製の「恋愛映画」を観ると(恋愛映画と称されているものを観ることが少ないのではありますが)いつもそこに恋愛がないように思えるのはどうしてなのでしょうか。いまだによくわからないのです。 その中でも本作『春の雪』にはまったく恋愛など存在してい…

『王妃マルゴ』萩尾望都 再再再読

時折ちょこちょこ読み返してはいるのですが今回結構読んでしまって「やっぱりすごい」と唸ってしまったので感想を書いてみることにします。 ネタバレしますのでご注意を。 全8巻ですが、物凄く濃密な内容です。一般的なマンガ作品なら50巻以上は軽くいってし…

プロフェッショナル選「宮崎駿スペシャル “風立ちぬ”1000日の記録」

プロフェッショナル選「宮崎駿スペシャル “風立ちぬ”1000日の記録」を観ました。 『風立ちぬ』は以前何回か鑑賞しておりいつかは忘れましたがブログ記事を書いたりもしたと思います。その時ははて何と書いたのでしょうか。「面白かった」と書いたのでは…

『白夜』ルキノ・ヴィスコンティ

なんだろう。 昔の映画って「これって正気なの?」と思わせてしまう異常性があります。 他の方のレビューを見ると「ベタベタのラブストーリー」「よくある純愛ドラマを名作にしているのが凄い」というような感想が多いのですが私にはとんでもない不条理作品…

『羊たちの沈黙』ジョナサン・デミ

もう何度も観てきた映画なのですが、また観てしまいました。というか観終わってもう一度観たい気持ちが渦巻いています。あまりそうそう観返すのも気が引けるのですが。 何故この映画をそんなにも観たくなってしまうのでしょうか。 本作はまずはレクター博士…

アイドルと普通女子、どちらを選ぶ?

昨日ツイッターであるマンガ家氏が自作品の説明をしていました。 「このマンガは主人公少年の成長を描いたものです。最初はダメな奴だったのが様々な出会いと経験の中で学んでいきます。彼は女性アイドルタレントと同級生の女の子を好きになるが最終的に同級…

『天井桟敷の人々』マルセル・カルネ

U-NEXTにて鑑賞。『如懿伝』が途中から課金ということであきらめざるを得なくなってショックでしたがなかなか観ることができない『天井桟敷』があったのであきらめることができました。 ネタバレしますのでご注意を。 何度か目の鑑賞ですが、焼き付くような…

『嵐が丘』エミリ・ブロンテー恋愛と復讐ー

『嵐が丘』を久しぶりに読み返しました。(久しぶりが短いのですが) やはり心惹かれます。 そして今回再び他の翻訳と比較してやはり中村佐喜子文体が一番しっくりくると確認しました。 せっかくなのでここでエミリ・ブロンテ(中村佐喜子訳)が書いたこの物…

『嵐が丘』吉田喜重

エミリ・ブロンテ『嵐が丘』が吉田喜重監督の手により鎌倉時代の日本の物語として作り上げられたものです。 単に舞台を日本に置き換えただけではなく鎌倉時代に移していることで一層映像美が深まっています。 『嵐が丘』に心酔しまくった私ですが、松田優作…

『お嬢さん乾杯』木下惠介

不覚にも泣いてしまいました。 この映画で泣く人はいるんだろうか、と思いながら。いや結構みんな泣いてしまうんじゃないか、とも思うのですが。 昨日観た『青春残酷物語』とは打って変わって物凄く真面目この上ない男女の恋愛ですが、それはそれで互いに傷…

『青春残酷物語』大島渚

タイトルがそのまま示していますね、青春は残酷だと。そのとおりの映画です。 ネタバレになります。ご注意を。 若い、というのはそれだけで素晴らしい価値があるのだけれど先日観た『女の園』しかり、なぜか皆おかしなことばかりしてしまうようです。 じゃあ…

『女の園』木下惠介

昨日、木下惠介映画作品はほとんど観ていない、と書いたのですが、本作はその数少ない「観た作品」のひとつです。 観たのはほんの少し前なのですがどうしてもまずこれを観たくなってしまって再鑑賞しました。 ネタバレですのでご注意を。 『女の園』というタ…

『異人たちとの夏』大林宣彦/脚本・市川森一 その2

続けます。 この時期に書くのは申し訳ありませんが、やはり自分としては大林宣彦映画は自分とは違う世界だなあと思いました。 ゴーストストーリーにはとても興味があるし、それが『牡丹灯籠』であるならより一層なのですが時代的なこともあるのでしょうが大…

『異人たちとの夏』大林宣彦/脚本・市川森一

ずっと気になっていたのに観てなかった映画をやっと観ました。実は気になっていたのは脚本が市川森一さんだったからなのですが、先日、大林宣彦監督が亡くなられて「この映画の監督だったんだ」と気づいたという次第です。 以下、ネタバレになります。ご注意…

『昭和一代女』原作/梶原一騎 絵/上村一夫

少女・童女を愛する物語の中で私が一番好きなロリータはなんといっても『昭和一代女』(原作・梶原一騎/絵・上村一夫)のヒロイン・鷹野翔子です。 戦後の荒れ果てた社会の中で身寄りもなく強く生き抜いていく翔子の美貌は他の日本少女キャラの「萌え」要素…

『フォレスト・ガンプ』ロバート・ゼメキス

映画の記事を書く時は邦題を記していますし、その時は副題まで書くのがほとんどですが、本作の副題だけはあまりにも馬鹿々々しくてつける気になりませんし、そもそも私は「一期一会」という言葉に嫌悪しかないうえに本作の内容に「一期一会」的ななにかがど…

『17歳の肖像』ロネ・シェルフィグ

「これは絶対観て欲しい映画」というお勧め文を見たのでまったく知らなかったのですがレンタルしてみました。 2009年のイギリス映画でかなりの受賞やノミネートをされた作品でもありました。始まってしばらくあまりにも普通の女学生物語だったのでいささか驚…

『帝国の逆襲/スターウォーズエピソード5』アーヴィン・カーシュナー

新年になって三日目の早朝ですが普段と変わらないリズムで良い始まりをしていると思っています。 今朝は『帝国の逆襲』これはこのタイトルでOKですね。 大変おもしろくスターウォーズがシリーズとなっていく予感をさせます。 が、『新たなる希望』がSF作品以…