ガエル記

散策

男のロリコン女のロリコンそしてショタコン

上はロリータ映画ですが 下はショタ映画です こういう紳士が こうなる悲しさよ 相変わらずぼーっとしながら文章書いてたら,huhuさんのコメントでショタコンの話書くの忘れていたことを思い出しましたので少し書き続けます。 女のロリコン=女性が描いたロリ…

「文豪お墓まいり記」山崎ナオコーラ

山崎ナオコーラさんの本は読んだことはこれまでになく、この本に取り上げられている日本の文豪さんたちにもあまり馴染みがないのですが「文豪の墓にお参りする」というそれ自体はよくあることなのかもしれませんがそのことをまとめて本にした、という企画が…

「昭和史裁判」半藤一利・加藤陽子 第一章・広田弘毅 その3

広田弘毅を読んで考えて三日目になりました。半藤一利・加藤陽子対談著「昭和史裁判」の【第一章・広田弘毅】から触発されたのでした。 裁判形式で語られているこの本では半藤一利氏がいわば検察官となって広田の罪を講じ加藤氏がその釈明をする、となってい…

「昭和史裁判」半藤一利・加藤陽子 第一章・広田弘毅 その2

広田弘毅に関して私はまったくの無知で、この本を読んで初めてその人となりというかどのような評価を受けた人なのかを知りました。 昨日も書いたように地元では無論「福岡県初の総理大臣」(2番目が麻生太郎氏というのがなんとも。思い切り振り幅がある二人…

「昭和史裁判」半藤一利・加藤陽子 第一章広田弘毅 その1

半藤一利(歴史探偵・作家)加藤陽子(東大大学院教授)となっています。冒頭で歴史の主役級の人々を登場させ半藤氏が検察官あるいは検察側証人、加藤氏が弁護人あるいは弁護側証人となる。被告は人間というより昭和史そのものという歴史法廷を行う、という…

「日本国紀」と「あの戦争と日本人」

百田尚樹著「日本国紀」手にすることができまして今読んでいるのですが、噂にたがわぬ講談本であるとここに記しておきます。 「日本国紀」の説明は要らないと思いますが百田尚樹氏による日本通史という形式による日本万歳の美談本だと言って良いと思います。…

「一分でわかる!ロジカルシンキング」小野田博一

まずは「ロジカルシンキング」が苦手とされるもしくはそれが大嫌いというより軽蔑している日本という国の中でそれを有効に用いることも難しいのだと思えますが、だからといって論理思考することをやめるわけにはいかない。これロジカルか否か。イロジカル。 …

「大人の道徳」齋藤孝

著者について何も知らず何気なく手に取って読み始めたのですが、こんなことを書いているなんて、と思える箇所が幾つもある一冊でした。 後で検索してみると著書も多く書かれていて幾つかの受賞もされているしテレビで顔を見たこともある人物なのですね。レビ…

「音楽が終わった夜に」辻仁成

凄く良い本でした。 先日フレディ・マーキュリーを描いた映画「ボヘミアンラプソディ」を観たこともあって書かれていることが映像のように浮かんできました。 もちろんそれは筆者である辻仁成氏の文章が素晴らしいからに他ならないのでしょう。 ロックミュー…

「ジャンヌ・ダルクの生涯」藤本ひとみーその2-

朝の続きです。 さて「エクスタシー」です。 本著第四章に「エクスタシィを感じるか」という項があります。ここで「神の声はどのように語るのか」という質問に対しジャンヌは自分を助けてくれるという声が聞こえてくること、これを聞くと非常な喜びを感じ恍…

「ジャンヌ・ダルクの生涯」藤本ひとみ

昨日書きました「ジャンヌ・ダルクの生涯」現在#KuTooに寄せすぎて本著でのレビューにほとんどなっていなかったので今回は内容からもう少し突っ込みます。 藤本氏のジャンヌ探求は実際に存在したジャンヌを考えていく、ということでとても興味深いものでし…

現代女性の苦痛と「ジャンヌ・ダルクの生涯」藤本ひとみ

この本を読んでいる時ちょうど世間では#KuToo問題が騒がれていました。ジャンヌ・ダルクと現在のハイヒール問題、なんの関係もないようですが実は女性にとって服装とは自由と権利を象徴するものであり、時代に反する装いは異端視される、ということからこの…

「元報道記者が見た昭和事件史」石川清ー歴史から抹殺された惨劇の記録ー

殺人事件報道など気になってしまう人間ではあるのですが、統計数などは気にしたことがなかったのでなんとなく怖ろしい殺人事件などは増えているように思っていたのですが(何しろ初めてそういうことを気にして見ているので勘違いしているのかもしれませんが…

「胎児のはなし」増﨑英明・最相葉月-後半の後半ー  母乳の認識をしましょうという話

また昨日に戻りますが全編を通してもこの「疫学でがんを防止する」という話はこの本の最も重要な部分でしょう。 しかしその話は少し間違えば大変な事態になることも示唆しています。 昨日も書きましたが妊婦が、がんのキャリアであることを告げることで本人…

「胎児のはなし」増﨑英明・最相葉月-後半の前半ー

さて「胎児のはなし」続き第六章から行きます。 その前に第五章の最後「膣を通るとき肺胞液を絞る」はとても映画的な説明です。それまで液体の中で酸素を得ていた胎児が生まれた途端に肺で呼吸をする。そのために肺がスポンジ状になっていて界面活性剤である…

「胎児のはなし」増﨑英明・最相葉月-前半ー

ミシマ社です。 全編、おもしろい興味深い話がいっぱいでした。 まずは表紙の軽やかな絵に安心して入っていけますね。この絵がマジだったりするとちょっと抵抗あるかもしれませんし、お二人の話自体が軽やかなのでこの絵がぴったりであると思います。 内容に…

『「日本国紀」の副読本 学校が教えない日本史』(百田尚樹・有本香)ナンゾコレ

実は少し前に『「日本国紀」の副読本 学校が教えない日本史』(百田尚樹・有本香共著)という本を読んでいました。買ってはいません。 あの『日本国紀』(百田尚樹著)は読んでいませんが(いつか機会があれば読もうとは思ってはいます。買いたくはありませ…

「ピカルディの薔薇」津原泰水 なんという出会い!

すみません。例の事件(見城という人のやつ)でお名前を知り、何となく気になって探したら、このような本を見つけてしまいました。 ちょっと読んで「うわあ」 まさかこのような方の本があんな事件になってしまうとは。 いったいどこでどんな出会いがあるか、…

10代の頃の読書~続き~

10代の読書、ということで当時のベストセラー本を顧みております。 実を言うと私はベストセラーというので本を買ったことが(たぶん)ないのであまり意味はない、と思っていたのですがこうして過去を振り返るとやはりいろいろなことが思い出されて面白いもの…

10代に読んだ本は人格を形成します。

若い頃の読書は貴重です。年を取ってからの読書だった貴重ですが、若い頃特に10代に読んだ読書(漫画も含む)は一生の考え方に大きく影響してしまうものです。 何も読んでないという人だって別のことで学び影響を受けるのだと思いますが。 私が10代の頃とい…

八瀬童子~「日本世間噺大系」伊丹十三

令和になりました。新しい時代もよろしくお願いします。 昨日のテレビ放送は一日中天皇の話ばかりだったですが、私は平成の天皇に凄く敬意を持っておりますし前の皇后さまにいつも見惚れてますから大いに結構なことだったのですが、その中でおっと思ったのが…

久野久~「ピアニストという蛮族がいる」中村紘子

そして本著で私が最も衝撃を受けたのがピアノスト・久野久についての一節です。昨日書いた音楽会で日本初の官費留学生として欧米で音楽を学んだ幸田延から師事を受けた女性です。 私はこの本を読むまで久野久という女性ピアニストについて全く知りませんでし…

「書くことについて」スティーヴン・キング

小説だけでなく文章を書いてみようと思う人なら読んで損はない一冊です。 キング独特の饒舌な語り口はここでも健在でとても楽しい本ですが、読んでから文章を書こうとしたら「おい、今読んだばかりの残念な文章を書いてやしないか」と怯えてしまう恐れはある…

「三島由紀夫vs.司馬遼太郎---戦後精神と近代」山内由紀人

引き続き三島由紀夫について読んでいます。今回は山内由紀人氏による司馬遼太郎と三島由紀夫の対比論です。 山内氏が書いているとおり司馬と三島は重なることがないように思えます。私自身も三島作品「仮面の告白」「禁色」を読んで強い反発を感じそれ以上読…

「三島由紀夫 死と真実」ヘンリー・スコット=ストークス その2

強く惹きこまれて読みました。同じ日本人である三島よりも彼を見ているストークスの考え方のほうに共感出来てしまいます。 ストークス氏は三島を見て日本人離れした特異性にぎょっとしその文学と知性を評価しながらもあまりの無軌道ぶりに驚き且つその魅力に…

「三島由紀夫 死と真実」ヘンリー・スコット=ストークス

以前は三島由紀夫という作家に強い反感を抱いていたのだけど、今は正直明確に凄く惹かれていることに気づいています。 勿論彼が自決したことを肯定しようとは思わないけど、今の日本の惨状を考えると三島は自決するしかなかっただろうとも思ってしまいます。…

「銀のボンボニエール」秩父宮妃勢津子

なぜか秩父宮妃が授かったボンボニエールはこの形ではなく こちらが秩父宮妃に贈られたボンボニエール とても面白く興味深い一冊です。1909年明治42年生まれで裕福な家庭で育った女性の世界観が詳しく描かれている貴重な資料でもあります。それが今は絶版に…

「サンカの民と被差別の世界」五木寛之

落ち着いた語り口がとても読み心地の良い一冊でした。五木寛之氏の文章はいつもそうですが。 「サンカ(山家・山窩)」裏表紙に五木氏の言葉が載っています。 「私は、隠された歴史のひだを見なければ、“日本人のこころ”を考えたことにはならないと思ってい…