蟲師
ネタバレします。 「光の緒」 奇妙なものを見るせいでいじめられる話はよくあるが力がありすぎて困るこどもの話。 しかしこれほどきれいに丸く収まった話もないようだ。 乱暴なゲンの怒りは母に会えない為だった。 が、その母は天女の姿となっていつもゲンを…
ネタバレします。 「残り紅」 日本のマンガにはめずらしい老夫婦を題材にした作品。 多くの(日本制作)マンガはほぼ十代次に二十代か一桁世代を主人公にしているのでこうした長いスパンの物語はなかなかできない。 漆原氏にしても十代二十代一けた代が多い…
ネタバレします。 「潮わく谷」 実はこういうひたすらに頑張る人の話が苦手である。 「キライ」とかそういう冷静な感じではなく「ヒュッ」とするような寒気を感じてしまうのだ。 とはいえそのこと自体物語で描かれていてギンコはそれを制止しようとするのを…
ネタバレします。 「花惑い」 桜の美しさに狂った男の話。 サクラそして”ソメイヨシノ”を検索すればどうしてこの物語がこのような設定と展開になったのかが理解できる。 美しい桜そのものである佐保を生きながらえさせるために「強いのだけが取り柄」という…
ネタバレします。 「天辺の糸」 天から垂れ下がる糸を引っ張ったら飛んで行ってしまった娘の話。 吹(ふき)は夜泣きする幼児の子もりのために雇われた娘だった。 その家の息子セイジロはいつも星を眺めているような男で自分の側で子守をする吹を嫁にしたい…
ネタバレします。 「沖つ宮」 『猿の手』もしくは『ペットセマ(メ)タリー』の亜種でもあるのだろうか。もうひとつ『DUNE』も加えたい。 それが漆原作になると随分やさしくなるようだ。 というか仏教もしくは日本神道とキリスト教の対比なのか。 愛する「人…
ネタバレします。 「虚繭取り」 幼い双子姉妹と蚕の繭のお話。 愛らしい少女たちと真っ白な繭玉が天井から幾つも吊り下げられている情景が美しい。 兎澤家一族の中で”ウロさん”が見える者は山中で孤独な”ウロ守り”という仕事を継がねばならない。 素質あるも…
ネタバレします。 「硯に棲む白」 これはクリエイター冥利に尽きるという話。 子どもたちが病となり大人が死亡するほどの作品を作る、ということ。 むろん本当に死にそうになり死ぬわけではなくそれほど惚れ込み夢中になれる作品を作り上げたということ。 そ…
ネタバレします。 「錆の鳴く聲」 いつものことだが不思議な話だ。 ”しげ”という娘が声を発するとそれを聞いた人々が錆びつき動けなくなっていくという。 はっきりと証明されているわけではないが村人は皆その娘の声が原因だと思っている。 それはしげ自身は…
ネタバレします。 「露を吸う群」 現在ベストセラー1位になっている本の帯「コンサル栄えて国滅ぶ」の言葉を思い出させる。 そしてその本のタイトル『過疎ビジネス』というのも本作をそのまま指示している。 失礼ながら(というか金銭的問題で)上の本は未読…
未知の領域です。 うお。 二巻にはいって急に絵(というか話とか全体的に)がうまくなった気がする。 すごい。 ネタバレします。 「やまねむる」 山に穴が開いていた。 なんでこんなこと、考えるかな。 しかしここ、マンガは自然な開き方だったのがアニメだ…
アニメタイムズでアニメもいっしょに追うことにしました。 なのでアニメについても言及することもあると思います。 ネタバレします。 「瞼の光」 あまり多くが説明されない奇妙な話でもある。 大きな蔵もある屋敷に母と息子ビキのふたりだけで住んでいる。 …
ネタバレします。 「柔らかい角」 女性村長の白沢は蟲師ギンコを呼んだ。 村では雪の晩に耳を病んでしまう者が出るという。ほとんどは片耳だが片耳を失うと人はまっすぐ歩けなくなる。雪深い山村で踏み外せば谷底に落ちる。 医者は首をひねるばかりで蟲師ギ…
『蟲師』アニメもうっすら見てて原作マンガもなんとなく眺めてはいたもののしっかり読もうとするのは初になります。 読もう読もうと思いながらなかなか読めず先日から「民俗学」にはまりこんだためついに決心しました。 ところがこれがやはりなんとも形容し…