遅まきながらついに映画館で観てまいりました「ボヘミアン・ラプソディ」
私は熱烈なクイーンファンだったわけではありませんが、洋楽が好きだった50代人間なら当然の如くその楽曲を知らぬはずもなく。
少女マンガなどでその知識を得たり、サッカー会場で「ウィ・ウィル・ロック・ユー」を聞いたりコマーシャルで何度もフレディの歌を聞いてきたわけです。勿論家に何枚かのCDはずっと前から置かれているわけで。
そういう人間にとってこの映画は様々な感情を引き起こします。
自分が長い間聞いてきたフレディの歌を思い出し、知らなかった彼のことを知り、この歌を歌うフレディがどんな思いを込めて歌っていたのかとあふれてくる涙をどうしようもありませんでした。
そして素晴らしい映像は感情をさらに揺さぶってくれますね。フレディ・マーキュリーを目の前で観たようなそんな気持ちになっていました。
それにしても映画自体もかなり変化してきたものだという感慨にもふけってしまいます。
2005年のアメリカ映画「カポーティ」はカポーティがゲイであることは有名であるにもかかわらず2005年という最近にもかかわらずカポーティがゲイだと明白に示す場面はなかったという記憶しかない。それが同じくアメリカ映画で13年経つと髭の男同士でのキスシーンが何度も出てくるほどになっているとは。
舞台がイギリスでザンジバル&インド出身のミュージシャンだというのも大きく作用しているとはいえましょうが。
テレビで映画を観ることが多い私ですが、こればかりは映画館で観る価値はある、と言えます。