ガエル記

散策

アビガンの危険性についても説明が必要です。

youtu.be

テレビ報道で 抗インフルエンザウイルス剤「アビガン」がコロナウィルスにも有効と話していて安倍首相も話題にしていましたが、上にあげているひろゆきさんのYouTubeではアビガンの副作用の危険性について触れていて「やめたほうがいい」と言われています。

私などはアビガンの話を聞いた時は「へえいい薬あるんだよかったねー」しか思わなくて効能について調べたりまったくしなかったので慌てて見てみました。

 

www.kegg.jp

PCに真っ先に見える画面では見切れてしまうのですが少しだけスクロールすると警告文が現れました。

以下赤文字はコピペです。

 

警告

動物実験において、本剤は初期胚の致死及び催奇形性が確認されていることから、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと(「禁忌」及び「6.妊婦・産婦・授乳婦等への投与」の項参照)。

妊娠する可能性のある婦人に投与する場合は、投与開始前に妊娠検査を行い、陰性であることを確認した上で、投与を開始すること。また、その危険性について十分に説明した上で、投与期間中及び投与終了後7日間はパートナーと共に極めて有効な避妊法の実施を徹底するよう指導すること(「6.妊婦・産婦・授乳婦等への投与」の項参照)。なお、本剤の投与期間中に妊娠が疑われる場合には、直ちに投与を中止し、医師等に連絡するよう患者を指導すること。

本剤は精液中へ移行する1)ことから、男性患者に投与する際は、その危険性について十分に説明した上で、投与期間中及び投与終了後7日間まで、性交渉を行う場合は極めて有効な避妊法の実施を徹底(男性は必ずコンドームを着用)するよう指導すること。また、この期間中は妊婦との性交渉を行わせないこと(「6.妊婦・産婦・授乳婦等への投与」及び「薬物動態 2.分布」の項参照)。

治療開始に先立ち、患者又はその家族等に有効性及び危険性(胎児への曝露の危険性を含む)を十分に文書にて説明し、文書で同意を得てから投与を開始すること(「禁忌」、「2.重要な基本的注意」及び「6.妊婦・産婦・授乳婦等への投与」の項参照)。

本剤の投与にあたっては、本剤の必要性を慎重に検討すること。

 

ざっとした受け取り方では妊婦およびその可能性のある(若い)女性は勿論のこと、精液にも影響が及ぶので妊娠させる可能性のある男性(こちらは女性以上に可能性はあるわけで)への投与は絶対に避けるべき、ということですね。

投与後の性交でできた子供への影響が死産か畸形児になる可能性が高い。且つ妊婦との性交も胎児への影響がある、とされているわけです。

 

つまり男性に関しては「投与以後、絶対に女性と性交しない」とは言い切れないわけです。どんなことが起きるかは予想できないので。

(例えばアビガンを服用した年配男性(50代~90代)が妊娠可能な女性(10代~50代)と性交をしてその女性が妊娠してしまう可能性はゼロではないはずです。すでにその女性が妊婦である可能性も含みます。相手が婚姻相手とは限らないわけでどういう状況になるかは未知数ですね)

 

女性に関しても絶対は言い切れないわけですがとりあえず閉経後の女性ならば服用してもいいのかもしれませんが月経がある以上は服用すべきではないでしょうから、この「アビガン」を単純に服用できる人間はごく限られてくるのではないでしょうか。

上の警告文を守り切れるのならいいのかもしれませんが、薬の影響というのがどのくらい続くのかは人によってちがうのではないか、とも思うので服用後はいっさいセックスはしない、と言える男性か出産はしない、といえる女性でないならやはりアビガン服用は避けるべきかもしれません。

 

もちろん上に書いたような可能性の上で服用して男性には絶対にセックスをしないと制約させる、女性には妊娠・出産はしないと制約させるべきでしょう。

 

男性が「コンドームをつけてならいいんじゃないか」などと言いだすのは目に見えてくるようだし、警告文にも投与後7日間の危険性と書かれているじゃないかというのでは怖ろしい気がします。

ひろゆきさんもそれらを踏まえて危険性を訴えたのではないかと思うのですよね。

 

首相までもがアビガンの名前を出したのですが、その危険性についても充分に説明がないのは怖ろしいことではないでしょうか。