ガエル記

散策

『炎と女』吉田喜重

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アマゾンプライム+松竹にて鑑賞。初めて吉田喜重監督を知って今ちょっと興奮しています。

アマプラで+松竹無料期間がなければ観てもいなかったでしょう。それも木下惠介を観ようとして、だったのですが他にも何かないかと探して出会いました。

監督名も知らないし『炎と女』なんていう素っ気ない上につまらなそうと思ったのですが「人工授精を題材としている」という説明に惹かれました。

他の幾つもの映画を試し見しては中断、を繰り返していたのですがこれは先が気になって観続けてしまったのでした。

 

吉田喜重のプロフィールに大島渚とともにヌーヴェルバーグの旗手と言われた、と書かれていますがすみません、大島渚は幾つも観てきましたが喜重氏はまったく眼中に入っていませんでした。どうしてなんでしょうか。

見てはいたけど印象に残らなかった、というだけなんでしょうか。

とにかく今頃になって物凄い人を見つけた、と小躍りしているのですが何故今まで見つけていなかったのか?気づかなかったのか?不思議でなりません。

 

本作は「人工授精」が題材になっている、といってもそうした医療場面が出てくるわけでもなく別荘で二組の男女が語らっている場面がほとんどではあるのですが、どこかSF映画を観ているようなのです。

 

木下惠介監督を観ていこうと決心しての+松竹だったのですが、急遽気持ちが変わって吉田喜重に乗り換えさせていただきます。

(いや別に木下監督もまた機会があれば見ますけれども)

なんでしょうか。やっぱり私は人情的なものよりSF的なものに心が動いてしまうようです。

困るのはアマプラには他にもう本監督のものが一つくらいしかない、それもまた別チャンネルのヤツです。

木下惠介監督作品よりももっと見つけにくいようですね。だからこそ、今まで気づかずにいたのですが。

 

でも一度気になると見つけにくいほど観たくなるものです。

がんばるぞー。(妙なとこで燃える)

 

世の中はコロナで大変ですが、まあこういう映画探しなどに興味を持つことはいいことですぞ。