ガエル記

散策

『JFK』オリバー・ストーン

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しばらくブログを書けずにいました。理由のひとつは仕事が忙しかったからなのですが、もうひとつはちょうど観始めたのが映画『JFK』でこれが非常に面白いのですが簡単に感想をまとめきれるような代物でなくしかも他に様々気を取られることがあって(コロナとか三権分立とか)映画に集中できず(言い訳)映画の内容や登場人物のひとつひとつにもひっかかってなかなかなにも書けずにいたのでした。

実際今も書けないのですがあまりに書けないので無理に少しかくことにします。

 

映画の出来栄えとしては物凄い、の一言です。よくもここまで複雑雑多な事柄を判りやすいように構築できたものだと思ってしまいます。

しかもこの映画を観ているとこのケネディ暗殺事件という謎に「ホモ・セクシャル」というあまりおおっぴらにテレビ・新聞報道しづらい交流関係が根深く絡んでしまっていることが事件を見えにくくしてしまったのではないか、とすら思えてしまうのです。

 

当時映画『JFK』に描かれていたようなゲイ社会の人物関係を報道したのでしょうか。

映画の中でケビン・ベーコンが演じるウィリー・オキーフという男娼が出てきます。彼は実在のモデルがいるのかわかりませんが、ジム・ギャリソンが刑務所にいる彼を訪問した場面でのウィリーの言葉はこの暗殺事件の核をついているのではないかとさえ思えます。

つまり「共産主義野郎のケネディじゃなくニクソンが当選してりゃよかったんだ」という言葉です。

黒人差別を是正し戦争ではなく平和を求めようとしていたケネディは右翼側から見れば消してしまいたい存在だったと。

 

今現在はそのケネディにも様々な負の側面が語られていてもはやなにが正義でなにがなにやら判らなくもなっていますがとりあえず当時のケネディ大統領を共産主義つまりパヨクだとして忌み嫌っていた人々も多くいたという事ですね。

しかもそれだと共産主義者マルクス主義だと言っているようですが)のオズワルドが共産主義(もしくはその味方の)ケネディを暗殺したという不可思議なことにもなりますが、これもウヨと呼ばれる人々の奇妙な特徴のようにも思えます。

 

まだまだこの映画とケネディ暗殺について観ていこうと思っておりますです。