ガエル記

散策

世界SF作家会議#1~#8


#1 オープニング~作家がとらえたコロナ~パンデミックと小説【世界SF作家会議】


#2 アフターコロナの第三次世界大戦【世界SF作家会議】


#3 アフターコロナのトロッコ問題【世界SF作家会議】


#4 アフターコロナのSEX【世界SF作家会議】


#5 アフターコロナは………ない【世界SF作家会議】


#6 劉慈欣インタビュー~うけ【世界SF作家会議】


#7 森泉岳士特別寄稿「アフターコロナのヒューマン」&共同宣言【世界SF作家会議】


#8 アフタートーク【世界SF作家会議】

昨日観た時はまさか#8まですでにあると気づいていませんでしたw

#1を数回観なおしてやっと続きがあるのを見つけました。#1が濃密だったので以降は少し薄めに感じましたがそれでもなかなか面白かったです。

結局は参加した方々のいろいろな発言の中で新井素子さんの言葉が一番印象に残ったのではないでしょうか。

「ウィルス感染はしょせん‶運”なのだから感染した人を責めてはいけない。テレビで謝罪するのはおかしい」今もなお感染した人を攻撃していますよね。

「戦争なんてしてる場合じゃないでしょ。ウィルスは天災。まずはこのぐちゃぐちゃになった状況をどうにかしないといけないのに」この辺の発言はとても女性らしいものです。

「ウィルスはなくなったと思ってもしばらくするとまた復活する。コロナ後というものは・・・ない!」これは私も思いました。これからはずっと新型ウィルスとの戦いになるのではないでしょうか。

 

しかし観終わって一番めちゃめちゃに怖かったのはリウ・ツーシン氏のインタビューの言葉でした。

彼はこのコロナよりも「宇宙からの来訪者」への警戒を強めるべきだと語っているのです。

真剣に「突然やってくるだろう宇宙人」に対する地球人への不安を語るリウ・ツーシン氏の言葉にかなり怯えてしまいました。別の作家さんたちは笑っていましたが、確かに宇宙からの来訪者はいきなり現れてしまうかもしれないのです。

コロナの恐怖など吹っ飛ぶほどに怖くなってしまいました。

 

いやいや心のどこかでそうした突然の出来事を期待しているのかもしれません。

このコロナ騒動で私は日本が大きく変わるのではないかと期待していました。勿論まだ終わったわけではないのでこれから変わるのかもしれません。

だけどやはりその動きはあまりにも遅い。

日本に住む人々は長く続く歪んだ社会と圧政に苦しみすぎて自分たちがおかしくなっていることすら気づかないまま何とか生きのびることだけしか考えられない状態になっています。より良い社会に変えていこうという気力がもう失われているのです。

コロナウィルスの蔓延はそうした社会を大きく早く変えていくのでは、と思いましたが、相変わらず日本社会は「アベノマスク」と[GOTOキャンペーン」などという理解不能の政策を受け入れるしかできずにいます。

さて宇宙からの来訪者はこの日本社会を大変革させてくれるでしょうか。

まさか宇宙人すらも日本社会(アベノマスク)を変えることはできない・・・のでしょうか。

高い期待を抱きながらも一抹の不安は拭い去ることができません。