スチームパンクSFを思い切り描きたいがために世界の歴史を変えてみました。
スチパン(って言ったりするだろうか)描写はとても好きですしなにより猫のダーウィンがあまりにも魅力的な作品でした。
ヒロイン・アヴリルをはじめとするキャラクター造形は特に日本アニメ好き連には受けそうにもないですが、主人公がアヴリルでなければこの作品はオリジナリティがまったくないように思えます。
設定物語はスチームパンクまずありきで考えられていますし冒頭から最後に至るまでどこかで観た感で連なっているのをなんとか「可愛げのない」アヴリルによって一種の新鮮味を出しているのではないでしょうか。
といってもアヴリルがそこまで「今までにない斬新なヒロイン」なのかは危ういところですがアニメ映画としてはあまりないかもしれません。
とにかくスチームパンクSF大好き人が自分の大好きなものをかき集めて作った映像なのですね。私もその感覚はありますので観ていて楽しいしまたクオリティも高いのですが特に目新しくはない古臭い世界ということそのものすらスチームパンク的でもあります。
昔だったらひい爺さん、おじいさん・パパとつながってスチーム息子というところを娘のアヴリルになった、というのがやっぱりちょっとだけ捻ったのでしょうかね。
日本のアニメの影響もすごく感じられるアニメオタクの映画、でもありました。
とにかく猫のダーウィンだけは観て!