ついにシーズン3に入りました。ここから担当俳優が代わってしまうのでまずはそこで受け入れられるかどうかですね。
主人公エリザベス女王は今までの方が落ち着いているとはいえチャーミングだったのがかなり無表情でクールになってしまいます。
最初は戸惑ったのですが次第に慣れてきました。
特に3話の炭鉱町アバーファンの悲劇ではその無表情が関係してくるだけに非常に効果的な変更だと思えました。
それまでの保守党の首相を尊敬し好ましく思っていたエリザベス女王は労働党の首相となったウィルソンに最初は違和感を持ちますが、この物語の中で互いの欠点を告白し合い深いつながりを感じていきます。
アバーファンでのぼた山の事故は悲しく胸を打つものです。その対応、というより悲劇に対する自分の感受性の欠落をエリザベスは感じたのでした。
そうした沈着な人格であるからこそリーダーとなれるのですが同時に思いやりを持たなければ人の上に立つことはできない、という物語でした。