なんとはなしに選んだ映画でしたが昨日の映画とチョン・ジェヨンつながりでした。
本作も韓国映画の本領・凄みのある復讐劇と言いましょうか、これでもかという究極の怨念を美しい映像で物語っていきます。
何度も言いますが現在技術も精神力も韓国映画のクオリティは世界で突出していると思います。あまりにも高品質の映画作品が多くてあきれ果てるしかありません。
ハリウッド及び日本映画では女優の色香でなんとか持たせようとする思惑が見え見えの場合が多いのですが韓国映画はむしろ男性の色香で魅せようという意識が強いように感じます。その色香は単に美男子である場合もありますが本作のような張り詰めた緊張感と男性同士の深いつながりに美意識をもっているのです。そうした部分もかつては日本映画にもあったものかもしれません。
これまで韓国映画で時代ものはそれほど観てこなかった(といってもそこそこ観てはいるかもですが)のですがはまればはまるほど面白くなってくるのが歴史ものですね。
以前は朝鮮の衣装がやや奇異に感じられていたのですが今はもうまったくそんな感じは持ちません。これは中国の辮髪や日本のちょんまげにも言えることですが。というか日本の武士の髷は今でもかなり奇異ですが。
韓国歴史ものにもっとはまってみたくなりました。