ラストに登場したこの画像良いですね。
NHK大河ドラマ、前回の明智光秀には食指が動かず(今更またまた光秀と信長か、という)ちらと見ても惹かれなかったのですが今回は幕末以降という時代背景に非常に期待しています。
第一話というのは視聴者をつかまねばならない緊張感漂う回ですが「こんばんは徳川家康です」の北大路欣也氏ですべて持っていかれた感がありました。
肝心の渋沢栄一初登場は子役ではなく吉沢亮の渋沢栄一が自分の名前を連呼しながら梅で走り去る徳川慶喜を追いかける、という場面で一気に物語の主要人物を紹介してしまう印象的な演出でした。
主人公の名前を連呼する、というのは富野由悠季氏が『ガンダム』でも使った「主人公の名前を視聴者に覚えてもらう」ための技法ではなかったかと思われます。
『ガンダム』では女の子が「アムロ」「カミーユ」と連呼しましたが本作では当人が名前を叫び続けるのがおかしく面白かったです。
続く少年時代の栄一くんがいかに強情で行動的な性格だったか、父母から大切な生きる道を教えてもらったか、そして女の子に優しかったかを見せていきます。
子役の少年も可愛らしくて父親の教えにいちいち疑問を挟むのも将来を予感させます。
そして母親役の和久井映見さんがとても良い。
温かい優しい声だなあと感じ入りました。
こんなに母親から愛された子供は幸せです。
渋沢家は藍玉を作り養蚕も兼営するという農家でその様子がとても楽しいものでした。
米作だけではなく様々な仕事があるというのも考え方に影響を及ぼすように思えます。
などという人物説明が第一話に凝縮していました。
しかし何といっても気になるのは玉木宏演じる高島秋帆です。これも独自の演出ということなのでしょうか。
しかし武蔵で投獄されたというのはあるのですね。これも追々勉強していきたいものです。