ガエル記

散策

『月に咲く花の如く』その7

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この時の春杏ちゃん、すごい美人ですね。

 

エピソード36までやってきました。全話の半分ほどでしょうか。長すぎだわーと思っていたのが半分まで観てしまいました。なんだか逆に観るのが惜しいですw

 

ネタバレしますのでご注意を。

 

とにかく波乱波乱の毎回です。

 

杜明礼に騙されて呉家を窮地に追い込んだ胡志存は自らも投獄されぼろぼろになりやっとの思いで家に戻ります。恩義を受けていた呉蔚文を死なせてしまったのは自分の過ちだったという呵責にさいなまれるものの娘の胡咏梅にはとうとう打ち明けることができないまま謎の死を遂げてしまうのです。

 

周瑩を父の敵と思いこんで憎む胡咏梅はなんと洋布店の女主人となり店は繁盛します。気は強くとも箱入り娘然としていた胡咏梅の物凄い変身ぶりです。

これによって今まで上り調子だった周瑩の商売は途端に行き詰ります。

呉家東院を立て直そうといったんは分かれていた西院中院のふたりを説得して共同経営に引き入れてしまったこともあり周瑩はまたもや窮地に追い込まれます。

大量生産していた綿布を売りさばくため周瑩ははるか遠い迪化(現・ウルムチ。今問題になっているウイグル自治区の主都)まで商談に赴く決意をします。

 

旅の仲間は周瑩・周老四と侍女の春杏と男たち数名。さらにこれを知った沈星移が馬を駆って追いかけてくるのでした。

しかし出立して間もなく盗賊集団三寿幇に全員捕らえられ人質となってしまうのです。

三寿幇の成敗を目指していた趙白石は身代金の支払いを押しとどめ自ら兵を率いて盗賊に戦いを挑みます。

盗賊首領を改心させ周瑩たちは助かります。この戦いの中で沈星移は真剣に周瑩を愛してしまったことに気づき告白をするのです。

ところが逆に周瑩は従僕から「沈星移の声は呉聘を襲った声とそっくりだ」と打ち明けられ今まで潜めていた沈星移への疑念が高まってしまいます。

迪化への旅を再開したものの周瑩と沈星移の関係は奇妙にねじれたものになってしまいました。

 

ついに迪化にある呉家の支店である盛隆全に到着した周瑩一行でしたが店主に会った早々当地の大商人という図爾丹(トゥーアルダン)から詐欺被害のいいがかりをつけられてしまうのでした。

 

まだ旅を始める前にずっと周瑩の味方をしてくれていた呉漪(可愛い女性です)が周瑩に間違えられて盗賊集団三寿幇に誘拐されてしまうという事件が起きます。

この時勇敢に彼女を救い出したのが趙白石だったのですが呉漪はその時から趙白石に恋してしまうのでした。

趙白石も?と思っていたらなんと彼は周瑩を好きになってしまったようです。ずっと「女性として恥ずかしくないのか」と怒ってばかりだったのになあ。

盗賊集団三寿幇にかつて周瑩が助けた二虎くんがいて恩を返す、というエピソードがはいります。彼はもう一度くらい出てきそう?

 

そして相変わらず杜礼明と査坤のBL疑惑が?

これはやはり明確に意識してやってるんでしょうか?査坤くんが切なくてかわいそうに見えてしょうがない。くくく。(☜笑いか泣きか)

 

そしてまた趙白石の正義の味方ぶりがすごい。

沈星移疑惑、すっかりもう忘れてしまっていたので「ええっ」となってしまいました。確かに呉聘を忘れてしまうのは早すぎだという製作側のブレーキがかかったのでしょうか。

恋愛話に落ちそうになるとぶっとばされてしまうのがこのドラマですね。

 

迪化への旅は日本ドラマでは考えられない異国情緒です。当たり前といえばそれまでですが異国へとつながる大陸だからこそできるドラマ展開ですね。中国はやはり広大です。

 

それにしても迪化での話は胸が痛みます。迪化という名前だから見ていられますが。不思議な気持でもあります。

 

そして36回の最後、な、なんと呉家東院を陥れた南院の長子で姿を消してしまった呉遇が登場します。図爾丹(トゥーアルダン)が受けた詐欺の犯人は呉遇だったのです。

そしてここでも周瑩は恨みをぶつけられ殺されそうになるのです。

あわや周瑩、どうなるのか。