ガエル記

散策

東京オリンピックを中止できない日本の奇妙な人々

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毎日観ている、というよりは聞いている清水有高氏YouTube「一月万冊」非常に刺激を受ける動画が多いのですがその中でもこの回はブログでも紹介しなければならないのではないか、と思いました。

 

いつ抜け出ることができるのかわからないコロナ禍の中、さらに変異種が増え全国的な蔓延となっている中で行われようとしているのが東京オリンピックです。

単純に考えても世界中から人々が集まるイベントを一か月近く行って何も影響がないわけがありません。

大戦後生まれた私たちは「なぜ戦争を始めてしまったのだろうか。なぜもっと早くやめることができなかったのだろうか。せめて原爆の被害を受ける前に、沖縄戦を受けてしまう前にやめることができていたら」という問答を繰り返してきたはずです。

そして必ず「この悲劇を繰り返してはならない」という言葉を何度も唱えたはずなのです。

 

世界を襲っている新型コロナウィルスとの戦いは戦争にたとえられています。

事実世界中多くの人々が被害を受け死亡に至り、後遺症が残り、そして今もなおいつまで続くのかわからない恐怖と不安の中にいます。

そして日本はそのさなかに「東京オリンピック」を開催しようとしています。その影響がどんなものになるかは想像を絶します。

また無観客開催を決意しながらも大勢の子供たちを観客にしようとする案が進行しているとも聞きました。

 

日本政府とオリンピック開催関係者は日本を滅亡しようと考えているのでしょうか。

少なくともその姿勢は先の大戦で日本の軍部・政府が「今やめるわけにはいかない」と突進していった姿勢とまったく変わらないのではないでしょうか。

 

苦しむのはいつも弱き人々、私たちです。

そしてさらに弱いお年寄りや子供たち、障害のある人々、貧しい者たちです。

私たちは戦争を止めきれずどんな恐ろしく悲しいことになったのか、それをもう繰り返しはしない、とあれほど誓いの言葉を言ったはずなのに実際はもうすっかり忘れてしまっています。

戦後必死で復興してきたはずなのに時間が経つと政府はすっかり腐敗し人々の心も荒んでしまったように思えます。

 

戦争の終わりが耐えがたい悲劇だったように再びその悲劇を呼び込もうというのでしょうか。

それを止められるのは私たち皆の力でしかないと思うのです。

 

一月万冊で佐藤さんと清水さんの話を聞いて様々なつながりを教えてもらいました。

オリンピックをやめさせることで社会が大きく変わっていく。

今までおとなしく逆らうことのなかった私たちが日本社会をもう一度復興させなければならないのです。

差別のない心優しい社会にしたいです。

オリンピック利権などから離れたみんなが穏やかで明るく楽しい社会です。

嫉妬や恨みなどの少ない社会、面白くてみんなが幸福な社会を作ることが出来たら。

こどもたちが苦しむことのない健康でご飯が美味しくてぐっすり眠れる生活ができる。

 

そんな社会でありたい。

東京オリンピックはそれをすべて破壊してしまうのではないかととても怖いのです。