ガエル記

散策

『死神とは?』 ミルクティー飲みたい

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YouTubeDave Fromm Channel』で紹介されて知ったミルクティー飲みたいさんの動画です。

『死神とは?』というタイトルで話される内容がとても興味深いものでした。

まずは米津玄師『死神』をまだ知らなかったのでそこからもう惹きこまれてしまったのですがその説明の落語もまた知らず、で私は知ってるものはなにもないのか、という感じで参りました。

ミルクさんはすごく若い人なのに知識豊富で感心します。私ももっと研鑽せねばです。

そしてさらに『デスノート』に導かれ説明は『ファウスト』になっていきます。

ここらは詳しくなくとも少しわかると思っていたら話はゲーテではなく史実のヨハン・ファウストになっていきました。

戯曲では天に上るファウストが実際は実験中にバラバラに吹き飛んでしまったということから悪魔に支払う代償として最後の晩にいったい何が起きたのか、という恐怖に満ちた結末です。

これもまた知らなかったことです。マジでこの動画観てよかった、と改めて思いました。

ミルクさんは他のユーチューバーさんによくある演出過多ではなく落ち着いて淡々と話される人なのでとても波長が心地よいです。

しばらく観ていなかったので過去動画また観てみようと思います。

 

さて『死神とは?』

ミルクティー飲みたいさんは「それは時間です」という答えでした。

この答えは正しいと私も思います。

 

しかし先日観た映画『メッセージ』そして『インターステラー』のような世界になればその感覚もまた変わっていくのかもしれません。

 

そして『死神』のイメージでここに挙げられなかったものでいえばメーテルリンク『青い鳥』の最後の「未来の世界」に登場する恐ろしい神のイメージがあったのですがあれは死神というよりまさに「時間の神」だったような気もします。

もう一度『青い鳥』を読み直してみようと思います。

 

追記:とりいそぎ『青い鳥』の「未来の王国」だけ目を通してみました。

やはり「時間」でした。

まー彼は死神じゃなくてむしろ生神なのですがこれも時間が来れば「生まれたくなくても生まれなきゃいけない」という厳格なルールがあるのだ、というものなのです。

死にたくなくても現れて死を与える死神と生まれたくなくても生を与える生神は両方とも「時」というものなのです。