参りました。さっぱりわかりません。しかし面白いです。
ネタバレしますのでご注意を。
誰もがわかったであろうことは「すべて」は長良の「移動能力」にかかっているのだけどその能力は不安定で未完成であるということでしょう。
元ネタとなっている『漂流教室』では西さんという少女が翔君とお母さんをつなぐアンテナとなっていました。本作では長良がその糸口を握っているわけです。
さらに今回も理解できたのは最初から話している本作ならではの「若者の苦悩」です。
楳図著『漂流教室』では楳図氏自身の恐怖であった戦争体験であろう「飢え・支配・暴力」などとは異なる「現在の苦悩」が描かれているのです。
#4では「なりたいものになれない苦悩」とでもいうのでしょうか。
キャップは体格も大きく力強い少年ですがそれでもプロ野球選手を目指すには能力が足りないと自覚しています。
この考えと長良の消極性は結びついているのでしょう。
能力は秀でていても自分を信じる力、どうしてもやり遂げたいという気持ちがない、のですね。
冒頭からして崖の上から水に飛び込むといういかにも若者らしい場面でも長良は躊躇します。
しかもいつもは無口なのに「飛び込むのは馬鹿だからだ」と飛び込まない理由を訴え自分の消極性を正当化するのです。
となれば長良が自分を信じる力を持てば可能性は高まるのではないでしょうか。
という点はわかるのですが今回のストーリー「偉大なるモンキー・ベースボール」の意味が解りませんw
なんだろうな。
J・D・サリンジャーのような気もしたのですが。
違うかな。
ここはこれから考えてみなければなりませんな。
そして今回の最大の注目はラストに来ました。
なんとこの島にたどり着いたのは学生たちだけでなく先生もいたのです。
巨乳&サディスティックな女性教師。
「遊びは終わり」
いったい次週どうなる?
ここから本番?
結局『漂流教室』サバイバルはじまるのか????
追記:もしかしたら今回の野球は江口寿史氏のマンガ『すすめパイレーツ』からきてるのであれば私にはわからないですね。
それと後で思ったのはまたもや『ツインピークス』でも片腕の男が出てくるのです。
まさか続けて『ツインピークス』はないだろうと思って考えてなかったのですがまさかのまさか『ツインピークス』ネタでしょうか。