サンランがシエ・リェンのことを「にいさん」と呼ぶのがなんか嬉しく心地よい。
(日本的には芸人のようでもあるけどw)
イチャラブでありながら案外さらりとかわしていくのも良いです。
「兄さん」と呼び「サンランと呼んで欲しい」というかわし型BLというのでしょうか。
私はすっかりBL系コンテンツから離れてしまっていたのですが李豪凌監督作品で再び引き寄せられた感があります。
なんとなく懐かしい感覚があるのでしょうか。とても楽しく鑑賞しました。
ネタバレしますのでご注意を。
美形すぎる、のではありますが主人公シエ・リェンの抜け感が可愛く好ましい。その分、サンランの落ち着きやかっこよさが見えてくるわけです。
このふたりを観ているとヤン・ウェンリーとユリアンを思い出してしまいます。というかシエ・リェンがヤンに似てるだけですが、っていうか似てはいませんがw
まあヤン・ウェンリーが孤児だったユリアンの養父となって世話をする、というか逆に世話をされるようになっていった経緯が素晴らしいように本作でシエ・リェンが落ちてきた童を救い「私のために生きなさい」というくだりがなんとも心に訴えます。
『天官賜福』
いわば超能力を持つ美形男性たちのBL作品で私的にはこうした都合よい話は
ずっと避けてきたのですがそれを説き伏せる魅力と良さがあります。
過剰に悲劇的でないのも好きです。
このシリーズは明らかに続きがある感で終わってしまいます。
これだけは絶対に続きをお願いしたいですがそれには同じく李監督であるのが条件ですね。
李豪凌総監督でオムニバスの一つを製作されていますね。楽しみです。