二話目にして好きになりすぎて辛い。こんな気持ちになったのはいつぶりなのか。
なんでこんなに惹かれるのか、という謎ときをしたくもあるのですが観ていて嫌になる箇所がほとんどないのですよね。
主人公ふたりはもとより女性の描き方もとても良い、というのは案外少ないのです。(と私は感じています)
以下ネタバレしますのでご注意を。
実は私、あんまりタイムリープものが好きではないのです。絶対ダメというわけではないのですが特に歴史を変える系には疑問を持ってしまうのです。
その点も本作は納得がいきます。
歴史は変えられない、変えようとしないのがルール。
そしてそもそもの設定どおり写真の中にダイブしてその場面を体験するだけ。
一話完結短編集は大変だと思いますがその強みもありますね。
トキ&ヒカル組の好きなところはふたりの関係が対等だということがまずあります。
BLにも色々な組み合わせというものがあります。一方が一方に依存している関係とか嫌っている関係、支配系などもありますが私はこのふたりのような対等な友達系が一番好きなのです。
しかも年齢差がある、というのも良いです。しかもクールなヒカルのほうが年下という絶妙さ。
ふたりから家賃を取り立てる大家の娘リンという女子の存在も良い立ち位置。
となにもかも満足な本作品です。
そしてこの二話目は一話目以上にゲストキャラストーリーが素晴らしい。
親友である女性二人の時間の経過。
仲良しの女学生が商売をはじめいつしかすれ違い、そして年を取り田舎で最初の夢だった小さなラーメン屋を営む。
そしてトキは覚えたラーメンの味を再現しヒカルと食べようとしたのをリンにかすめとられふたり無言でたたずむ。粋なラストシーンでした。
いやこれ最高のアニメなのではないですか。
ここまで良い感じのアニメないのでは。