本作もどうして面白いのかよくわからない魔術映画。
三人の女子高生が変質者に誘拐監禁され───
という触れ込みでなにやら思わされるようなことは起きずしかしひたすら追い込まれていくのだが。
ネタバレしますのでご注意を。
前回の『アンブレイカブル』の続編ながら最後の最後までそれはまったくわからない。
そして前回同様まどろっこしいほどの展開進行にもかかわらず何故かとても面白くひきこまれてしまう。
コンテンツを観ていると最近は余計なことがいろいろと気になってしまうのですがシャマラン監督作品はその辺のストレスがほとんどないのが嬉しい。
なんとなく「こういうのっていらないですよね」という感じで全部わかってくれている感じがします。
本作も三人の可愛い女子高生と変質者が閉所の中で、といういかにもきわどい設定なのにもかかわらず要らない部分は排除しましたという気の利いた演出で楽しめました。
非常に上質なセンスを持っている監督なのです。
それにしてもいったいどうなっていくのだろうか、気になります。
『ミスター・ガラス』へと続く。