何度観てもよくわからない『ゼータガンダム』今度は劇場版鑑賞です。
時々新しい(?)絵が入るのね。
その部分がとても丁寧な筆致なのが逆に引っかかってしまったりします。
今回特に気になったのはレコアさん、というよりレコアさんをもう一度観たくて再鑑賞した感じです。
レコアが好きというより逆に反感を持つのだけどなんなのこの女、という感覚だったのですが劇場版でもやはりよくわからないままでした。
そしてここから本格的にネタバレしますのでご注意を。
この劇場版、かなりの反感を買ったとのことですがあたりまえですね。
というかテレビ版自体が省略できるような内容ではないとわかっているのになぜ短縮したものを劇場版として発表できるのか、ということでしょうね。
強烈な印象のあるラザミアがすべてカットされたのに最後霊魂だけが登場したりエマさんがいきなり死んでしまったし、で劇場版だけ観た人はなにがなんだかよくわからなかったに違いありません。
そして最大の問題はラスト。テレビ版はカミーユが精神崩壊してしまう、という衝撃的悲劇だったのが宇宙空間でファーと抱き合うハッピーエンド、ではテレビ版で涙を流したファンたちの心の置き所がなくなってしまいます。
これはもう劇場版ラストは狂ったカミーユが抱いた幻想ということにするしかありません。
これがテレビ版がハッピーエンドで劇場版で「真実のラストは・・・」としたのならまだ理解できたかもしれませんが。
やはり『ゼータ』をもう一度観たいのなら長い長いテレビ版をもう一度観るしかないのですね。
またいつか再チャレンジします。