ガエル記

散策

『如懿伝〜紫禁城に散る宿命の王妃〜』6

18話まで鑑賞。恐ろしくなってきました。

 

後宮の物語はいつどこであっても寵愛妊娠出産の闘いです。ゆえにライバルを蹴落とすために様々な策略が入り乱れていきます。

寵愛を受けるのは家柄ゆえか美貌の仕業か。しかし妊娠は運も必要となる。そして出産までの道のりは険しい。

 

ネタバレしますのでご注意を。

 

 

 

玫貴人の死産と入れ替わるように妊娠が解った儀貴人。彼女が住む宮に毒蛇が出るという事件が起きる。

嘉貴人の口添えで身重の儀貴人を如懿の延喜宮に預かる展開となってしまう。

気が進まないながらも責任感のある如懿は親友・海蘭とともに儀貴人を注意深く世話するがまたもや儀貴人は死産となってしまった。

 

度重なる死産におののく皇帝と皇太后

(皇帝、しっかりせいよと言いたくなるわ)

原因はなんと部屋に使っていた炭と好んで食していた魚に水銀が仕込まれていたためだった。

陰謀を図る慧貴妃と嘉貴人。そして今回如懿の長い間の侍女だった阿箬の裏切りで如懿は苦境に立たされてしまう。

それでも皇帝は如懿に企みがあるとは信じられなかった。

渋る皇帝を叱るようにして皇太后は如懿を降格して軟禁という罰を命ずる。

 

入り乱れる宮中裁判の様子がなんとも馬鹿々々しい。けどおもしろい。

 

阿箬の裏切りは雨の日の処罰を嘉貴人から救われた時から始まっていたのだ。

というかそもそも阿箬の性格が如懿と合っていなかったのだなと。

聡明な如懿ですが綻びは出てしまうものです。

そこが物語の面白さです。