32話まで鑑賞。
一難去ってまた一難というか難は増えていくばかりですわ。
ネタバレしますのでご注意を。
阿箬の顛末は恐ろしいものでした。
侍女から出世していく物語の主人公であればこうはならないはずです。
阿箬の場合は如懿の言葉を逆恨みし裏切ることで出世の糸口をつかみ皇帝から寵愛されるはず、という奇妙な幻想を抱いてしまったことから間違った方向へ走っていってしまうのです。
結局身分不相応を狙うのは愚かしい、ということでしょうか。身の丈に合った生き方をせよ、という意味にも思えます。
というと「じゃあ出世を狙うのはいけないのか」と問われそうですが少なくとも歪んだ方法ではいけないしそこからつかんだ幸福は虚しいのです。
出世などでは幸福にはなれないのです。
そこで登場してくるのが衛嬿婉です。
思いきりのいじめられキャラを見せる娘ですが愛らしい容姿のためもあって凌雲徹と恋人関係にあるのですが今後大きく変わっていきそうな予感ですね。
阿箬にはできなかったことができたのはやはりその美貌ゆえなのでしょうか。
そして如懿のために命懸けで戦った海蘭はまたもや壮絶な虐待を受けながらも如懿の保護でなんとか生き延び皇子を産むことができました。
しかし食欲増進剤で太ったためにお腹にあざが残ってしまい「もう皇帝からのお召しはないだろう」と嘆きます。
そんなもん?
密かに悪略を練る嘉嬪。実は結婚したい男性がいたことを語ります。外国から貢女として皇帝の後宮に入ったのです。その外国とは李氏朝鮮がモデルということらしいのですが彼女の部屋が畳敷きのように見えるのですが、これは日本風というイメージなのでしょうか。
今回は阿箬の悪霊騒ぎで慧貴妃がすっかりおかしくなってしまうエピソードが着目点でした。