ガエル記

散策

『瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~』その7

うっかりしました。

 

本作『瓔珞』と『如懿伝』の比較を続けて共通点と差異を挙げてきました。

その中で「本作の高貴妃は『如懿伝』には不在」と書いていたのですがよくよく考えてみたら「高貴妃」は『如懿伝』での「高晞月」ですね。あちらではほとんど「慧貴妃」と呼ばれていたので思いつきませんでした。

しかし有力者の娘ということでも寵愛され自由奔放な性格で艶やかで芸能に秀でている、とそっくりそのままなのですから思いつくべきでしたね。なのに高晞月は琵琶の名手で高貴妃は京劇という違いですっかり惑わされてしまいました(言い訳です)

 

ネタバレしますのでご注意を。

 

最後の最後まで引っ張るのかと思いきや早い段階で姉を冒とくした男が露見しました。

もちろん瓔珞が徹底的に攻撃するのですが相手は皇帝の仲良しの弟でしかも呆れるほど低俗な馬鹿男でした。

しかしこの男の出現で富察傅恒の瓔珞への恋心が一気に加速します。

 

そして姉を殺した真犯人はなんとその男の母親である太后だったのです。

一見穏やかな貴婦人が邪悪な心を持っていました。

 

あまりにも力の及ばぬ仇敵に瓔珞は思い悩みますが何の知恵も浮かびません。

この時皇后から諭されます。

「いつか天の時、地の利、人の和が訪れる」

瓔珞の悩みを解消してくれました。