ガエル記

散策

『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』大森立嗣

ただただ幸せな映画だった。

だってケンタとジュンは相思相愛でずっと一緒に旅をしているだけなんだから幸せ以外のなにものでもない。

 

 

ネタバレしますのでご注意を。

 

 

 

正直カヨちゃんはふたりにとってはちょっと邪魔者で、と思っていたら案外早く置いてけぼりにしてしまって結局ふたりきりで旅してるという幸せ感。

これ以上何を望むことがあるの?

大好きな人といられないのなら悲しい映画だけどずっと仲良くいられて幸せなまま終わってのだからこれ以上幸せな物語はないのじゃないかな。

例え二人が別の人生であっても出会えないままだったのなら不幸だし馬鹿でもなんでもいいから好きな人といられるのならそれでいいのだと思う。

おまけに本当この映画ではそんなに嫌なことは起きてない。

 

気の毒なのはむしろ新井浩文演じる男のほうじゃない?車はぼこぼこ自分は切り刻まれ最後も酷い目にあって何も良いことがない。ほんとうかわいそうだった。

 

カヨちゃんについては。

仕方ないとは思うけどそんなにブスではないのだからあまり気にしない方が良いですよ。どうでもいいんだよそんなこと。

 

やっぱり好きな映画と嫌いな映画というのはありますね。

大森立嗣監督作品はめちゃくちゃ好きです。

ほっとする。