ガエル記

散策

『機動戦士ガンダムΖΖ』富野由悠季

ついに観始めました。ダブルゼータ。これだけはなかなか普通に配信されてないのでバンダイチャンネルにて鑑賞です。

 

もっとヘンテコなアニメかと思っていたら想像以上にちゃんとした作品で驚いています。主人公ジュドーは明るく活動的で「2023年の今」ではほとんどいないタイプだと思われます。

というか戦争孤児そのものといったキャラ設定なので80年代に受けたのかどうか?よくわかりません。性格が明るいのは時代的なものを感じますが。

同時代のアニメを検索すると『聖闘士星矢』『ドラゴンボール』『タッチ』などが並んでいます。私自身はそろそろ気持ちがアニメから離れ始めていて本作『ダブルゼータ』は完全に観ていませんでした。好きだったのは『ボトムズ』くらいでした。

(1986年の出来事に『殺人の追憶』の最初の事件が起きたと記されていてどきりとする。80年代は浮かれた時代と呼ばれても実際はそんなことはない当たり前だけど)

 

とにかくジュドーの明るさが今は珍しく貴重なものに感じます。このバイタリティはあり得ない現在。

そしてマシュマー・セロ、何この人www楽しい。こういう人がもっと増えて欲しい今。この人を知っただけでもこのアニメ観た甲斐あった。

 

しかしなんだろうこの複雑な感じ。富野由悠季だから当然なのかもしれませんが一筋縄ではいかない世界観を感じます。

複雑すぎてすぐには判らない本物の感じ。

これに比べると現在の『水星の魔女』はかなりわかりやすく(といっても複雑なんですが)すっきり見やすいように設定されているように思えます。

富野世界はこんがらがってる感覚が好きです。

 

ZZコメディタッチながらも不穏です。