アマプラでなんとなく見つけなんとなく観始める。
ただただ映し続けていく感じ。観察映画というらしい。
精神科診療所「こらーる岡山」の医師・山本昌知氏と患者さんたちそしてそこで働く人たちの姿・声を撮り続けていく。
ネタバレしますのでご注意を。
やはり誰もが一番衝撃を受けてしまうのは我が子を虐待死させてしまった女性の告白ではないでしょうか。
インタビューを受けて女性は自分の過去をよどみなく話し続けていきます。結婚し出産したけど子育てが上手くいかなかったのに頼れる人がなく苦しかったことそして赤ん坊を死なせたことを淡々と話していく様子は今まで観たどんな映画より怖ろしい。
子供が死んだのはお前のせいと言われ本人もそう思っていて子どもからも許されてはいないと話す。
この女性の苦しみはとても想像できない。
オウム真理教のドキュメンタリーからこの作品を観ているととても似ていると感じます。
この整理できないごたごた感。
そして他が見えずに突き詰めていく感。
生きていくのに大切なのは周囲を見渡せることと偏らずに中庸を保てるかどうか。
バランスよく考えることができるかが必要なのだけどそれが難しいんですよね。
のんびりと楽しく生きていくのはほんとうに難しい。
なぜなんだろう。