夏侯惇だけは甲乙つけがたい。
30巻の途中から31・32巻
ネタバレします。
はい、30巻の途中からです。
この前まで義兄弟だった孫権と玄徳の戦いが始まる。
曹操の方は漢中へ。
宗教国である。三国志の国々あまりにも特徴はっきりしすぎてて面白すぎる。
曹操は五斗米道を解体させるがその子孫は代々道教の教主として以後民間宗教の中心に君臨する。(そうだったのか)
曹操は石徳林と会う。
その人は人が望む栄華を避け何も持たない隠遁暮らしを続けており「寒貧」と呼ばれていた。曹操が一点の疑問もなく走り続けるように彼もまたそうであった。
いわゆる「素寒貧(すかんぴん)」の語源である。(そうだったのか)
215年10月合肥
孫権軍10万の包囲軍。
そしてあの甘寧だが。こちらの甘寧はなんかやだ。(まあいいけど)
孫権はそれほど江南の地が欲しいならわしの命が欲しいなら玉座につけ、と言い放つ。
そして孫権は盗んだ名馬百頭を返し降伏を申し出た。
ここで司馬懿の首がそのままぐるりと後ろまで回るエピソード投入される。いったいどういうことなのか。
玄徳は天下獲りを掲げて発進した。
曹植の溢れる文才が炸裂する。
ついに玄徳と曹操の戦いが始まる。
かつての玄徳にはなかった法正と孔明という軍師による戦法をもって玄徳は進む。
場所は定軍山、夏侯淵本陣。
もうほとんど読みふけるばかりで書くことができない。
おもしろいのは若い頃より年取った曹操と玄徳の方がより濃く描かれていることだ。
多くの創作は若い頃がすべてで年を取ってからは惰性なのだけどやはり史実だからなのだろうか。(それだけではないはず)