ガエル記

散策

『花嫁をひろった男』萩尾望都

1971年「少女コミック」春の増刊号(1971年3月)

な、なんか突然絵柄が変わった?上達したように見えます。

何故でしょう。

物凄い成長期だったのでしょうか。

初読み時にはこんな風に掲載順で読んでいったわけじゃないからちょっと驚きました。

脚の描き方がうまいからかなあ。

 

ネタバレです。

 

そして〝あの”オスカー初登場。

突っ込み女子と慌てふためく男子コンビというのが萩尾氏の特徴なんだとこれも今回通読で初めて気づいた次第。

 

空から落ちてきた、ではなくハイウェイで女の子、しかも花嫁を拾った男オスカー。

しかもその花嫁は三人目の花婿と結婚後六時間で死に別れてしまったのだという。一人目も二人目も同じようにあっという間に死んでしまったというのだ。

占いくじで「ラッキーな拾い物をする」と出たオスカーは拾った花嫁と共に逃避行。

 

スリリングで楽しい一作である。

初お目見えのオスカーはもう最高にかっこいい。

萩尾マンガはどれをとってもすぐにアニメ化ドラマ化できそうなのに手を付けられていない。理不尽だ。