2024-11-22 『みつくにの娘』萩尾望都 マンガ 萩尾望都 1972年「別冊少女コミック」お正月増刊 希少な日本時代劇もの。 でも本質的には『ビアンカ』の流れですね。 ネタバレします。 そしてやはり「疎外される主人公」の系譜である。 〝みや”は愛らしい娘だが「父なし子」というので村人から母親をいびり殺された。 祖母はみやを連れて山奥で暮らしているのだ。 そんなみやに村人の〝きち”は心惹かれ嫁にほしいと願っていた。 しかし祖母は「みやは山の神にみそめられている」と言ってきちの言葉を否定した。 山の神に愛されたみやの美しさよ。