1972年「少女コミック」16号
めちゃくちゃ楽しいわちゃわちゃマンガ作品です。
ネタバレします。
萩尾マンガであまりない日本舞台の学園モノ。
しかも東京都区内(すぐとなりが埼玉県というはずれにあるらしい)
「はずれといっても都心に一発水爆が落ちればやっぱりここらは助からない」という不穏な説明から物語は始まる。
とはいえ水爆は落ちないが。
美月中学、人呼んで三月中学、なのでそこの生徒は三月ウサギと呼ばれるという。
というかこの話『不思議の国のアリス』を知らなければ何のことかわからないと思うのだが萩尾センセみんなが知ってる前提で書いてる。知ってるのか?みんな???
可愛い男の子、伊古賀五久(いこがいつく)通称マーク(当時マーク・レスターが人気だったらしい)は全男子の人気を集める美少女鈴木乃々(通称のんの)にラブレターを出したところからクラス中の大騒ぎになっていく。
マークの親友一丸はそれを邪魔しようとし、クラスの女子は「お似合いのカップルよ」とふたりをくっつけようとする。
のんのはマークにふられて大ショック。
しかしほんとはマークものんのが大好きで、というホンワカマンガなのだ。
萩尾コメディサイコー!