1973年「少女コミック」15号
この作品がとても好きだった。
今読み返しても最高の一作!
なぜみなこれに注目しないの?
ネタバレします。
キャベツ畑の中に建つ一軒の家に住むのは三人の魔女だった。
ジョージイ・ポージイ・プリン=パイなんてステキな名前。そしてそこへ転がり込んできた「遺産」とは?それはター・ブーという男の子だった。
なんかぽっちゃりしたター・ブーが可愛い。
彼は何も知らないまま三人のおばさんの家に引き取られることになったのだが「遺産」が届くと聞いて喜んでいた女性たちは遺産どころか素寒貧のガキンチョの面倒をみなければならなくなったと知ってがっくり。しかし見放すことはなく渋々そのまま共に暮らすことになる。
ところが三人のおばさんたちは実は魔女だということがわかる。
しかも小学校の校長先生はびっくりすると大きなうさぎになってしまう。
ター・ブーがやってきた町はとんでもない不思議な町だったのだ。
しかし実は一番不思議な力を持っていたのはター・ブー自身だったのだ。
いやあ何度読んでも楽しい!面白い!!
ポーの一族もいいけど本作の続きを書いて欲しかった。
あ、そしてこの家はレイ・ブラッドベリの『10月は黄昏の国』の表紙の家だよね。