ガエル記

散策

『湖畔にて - エーリク 十四と半分の年の夏』萩尾望都

 

ストロベリーフィールズ』1976年に描き下ろし

 

ネタバレします。

 

トーマの心臓』のすぐあとの物語。

夏休みになってエーリクは養父となるユーリ・シドと初めての夏を過ごす。

 

シドは愛する妻を失いエーリクは母を失った。

その女性はマリエという同じ人だ。

エーリクとシドはその一つだけの共通点でつながっている。

なにをするでもない静かな夏休みをエーリクは過ごす。

しばらくするとオスカーが訪ねて来る。

オスカーは神学校に行ったユリスモールに会ってきたと言う。

 

オスカーとユリスモールとエーリクという忘れられない記憶を私たちは持っている。