ガエル記

散策

『百億の昼と千億の夜』萩尾望都/原作:光瀬龍 第8章

一巻の終わりの章です。この人、だれだろうかと思いました。

 

 

 

ネタバレします。

 

 

第8章「トーキョー・シティー

冒頭、魚人の登場。

長い年月の間海の中で彼は暮らした。

空腹を覚えては魚類を食べ疲れては海底で眠った。

もう定かではないほどの長い年月一人で過ごした。

目を覚ますとウロコが落ち新しい皮膚のような者が現れていた。

 

彼は陸へと上がる。

大きな建物の前に「2902TOKYO」という文字を見つける。

しかしそれは都市の設立の年でありそこからすでに千年の時が過ぎていた。

それを教えてくれたのはオリオナエだった。そして魚人から人間に姿を変えた青年はあのシッタータであった。

 

オリオナエは「私は道標だ」と告げた。「戦士をまっているのだ」と。

2900年太陽が色あせその年の地球の平均気温は-68℃に下がったのだ。

そしてこの千年の間、ゆっくりと確実に地球は死の星となっていったのである。

 

オリオナエは言う。

「もちろんこれは明らかに計画されたことだ」と。

「計画?誰に!」

「〝シ”だ」

「〝シ”・・・・〝死・・・・?」

シッタータは「しまった。オリオナエはおとりだったのか」と動揺した。