久しぶりに映像を観る。
賛否両論、かまびすしくもりあがっている、そんな作品に参加してみる。
第一話目、初見、思った以上に面白く好きになれる世界観だった。
問題視されている「スマホ」に関しては確かになあ、という感じ。
存在に別にむかつきはしないがあんな落としやすく割れやすい代物をこの時代にアナクロ趣味としてではなく貧乏学生が必需品として持っているものかな。
しかしそれで言えば学生服も今はおかしくないが将来見る時には古風衣装だろう。
あえて古めかしい鳥居を入れ込んだりして新と旧を混ぜ込んでのお遊びなのだろうと自分的には判断した。
私にとってそれ以上に問題だったのはマチュとニャアンの登場演出なのだ。
自分は「女主人公」が登場する場面で「高い場所から水に飛び込む」という演出をする作品は「駄作」と判断する、ことにしている。
なぜならこれまで「活力のある女性」を演出するために「必ず水に飛び込む」をさせてきたからだ。
今までどれほどの女主人公が最初に水に飛び込んできただろうか。
このこすり続けられてきたネタを今更やる作品があるだろうか、と思っていたのに早速やられてしまった。マチュが水に飛び込んだのだ。
唖然とした。
ここで鑑賞終了せねばならなくなった。
しかもニャアンが走ってマチュにぶつかるという鉄板ネタも披露される。
ううむ。
これはもう「スマホ」と同じなのだろう。
むかつくネタをあえてやる。
マンネリ、古臭い、時代遅れ、そうした演出をあえて投入していく、というのがこの作品の核なのであって鑑賞者はそこで振るい落とされてしまうのだ。
例の「食パンくわえて曲がり角でぶつかる」ヤツなのである。
仕方ない。
このまま進もう。
それ以外の世界観、回転するコロニー描写、落ちてくるデバイスをなかなか受け止めきれないニャアンと馴れきったマチュの動作など、胡散臭いジャンク屋界隈描写も楽しく見る。
ダサい感じが良い。
確かにこれはファーストを観ていない勢に観ろ観ないと判らんぞ、という宣伝作品でもある。
第二話になるとその感がよりいっそう強くなる。
初代世代人間にとってあまりにもなにもかもが懐かしい。
ドレンがあまりにドレン過ぎるwwww
シャアが話し出すと体中がむずむずする。
言葉遣い、声優さん(私はあまりこういうこと考えないんだけど)笑わずによくやれるwwwww
第二話脚本は庵野氏だけど完全に遊んでいる。
キシリアさんもそのまま・・・絶句。
たしかにキシリアさんが変わってたらがっかりだもんな。
マ・クベ・・・・。
シャリア・ブルさんだけが変わっているというべきか・・・。
いや充分楽しんだ。
あ、映画は観ていない。
なのでこれからますます楽しみだ。