
ネタバレします。
《第125話◎次はどこを攻める》
真珠湾奇襲攻撃以降、日本海軍は、いや日本陸海軍は連戦連勝を続けた。
山本五十六は「米国に反攻の機会を与えず勝って勝って勝ち抜いて敵を圧倒し続ける、それ以外にない」と断言した。
が、日本全土各地にB-25爆撃機が空襲した。
山本は次の攻撃場所は珊瑚海、ポートモレスビー。米国とオーストラリアの補給ルートを断つ。
その後、講和に持ち込むためには次の作戦が必要だ。
それがミッドウェー作戦だった。
米国の空母を一気に全滅させる。なんとしても米国との講和を早く進めたかった。
珊瑚海海戦は史上初めての空母対空母の戦いであった。
艦隊は見えざる敵に向かって艦載機を飛ばした。
日本は空母”祥鳳”を沈没。
珊瑚海海戦は日米互角の戦いとなった、と海軍軍令部総長永野修身は天皇に報告する。そして山本五十六の次の攻撃はミッドウェーと伝えた。
《第126話◎AF》
戦艦”大和”を山本五十六は見上げた。
昭和17年(1942年)4月18日ドーリットル空襲。
日本海軍に罠を仕掛けるためあえて平文で虚の電文を艦隊司令部に送る。
「ミッドウェーは今真水蒸留装置が故障のため使用できない」
日本軍がこの電文を傍受すれば前線の部隊にどんな電文を送るのか、その内容如何で”AF”がミッドウェーなのか判明する。
そして米軍はAFがミッドウェーであると確信した。
その頃、南雲機動部隊は帝都の空を汚された仇を討つためにミッドウェーを空襲しようと向かっていた。
《第127話◎赤城と飛龍》
広島湾
ミッドウェー出撃の10日前、連合艦隊首席さん坊黒島亀人は作戦を述べていた。
ダッチハーバー攻撃の翌日6月5日にミッドウェーを攻撃するとした。
が、実際には空母”赤城””蒼龍””加賀”が米軍の急降下爆撃を浴び火焔の渦に包まれた。ただひとつ”飛龍”の山口多聞が健闘し続けていた。
《第128話◎ただすまない》
山口多聞は敵の空母三隻を前に”飛龍”一隻で戦いせめて二隻は沈めなければ天皇陛下に合わせる顔がないと告げた。
艦爆機に命運をかけた。
”飛龍”は敵の攻撃隊に発見され追撃弾四発を受け飛行甲板が大破し、山口は”飛龍”と運命をともにした。
《第129話◎きれいな月》
宮城にて
海軍軍令部総長永野修身は天皇に日本の空母四隻がすべて沈んだと報告。
「日本は負けたのか」という天皇の問いに「いえ、負けていません。陛下、まだ”大和”がいます。山本五十六率いる”大和”が」と談じた。
鈴木貫太郎は配達された新聞の見出しに「米空母二隻を撃沈」「わが二空母、一巡艦に損害」と書かれたのを見て「海軍は嘘をついている」と気づく。
聞いた話では「ミッドウェーで日本の空母は四隻すべて沈没させられた」貫太郎は海軍が国民だけでなく陛下をも騙し続けているのかもしれないと案じた。
昭和17年(1942年)
大本営陸軍部作戦課
海軍はガダルカナル島に作った航空基地をあっけなく米軍に盗まれ、その奪回を陸軍に頼んできたという。
作戦課長服部卓四郎はグアムにいる最強部隊一木支隊に託しようとしていた。
一木支隊(隊長一木清直)はガダルカナル島タイポ岬に上陸した。
ずっと地獄への道を歩み続けていく様を見ている。