
賛否両論になる「最終章」ですが、私はこの映画を撮るためにⅠとⅡがあると思っています。
なんならこの作品だけでもいいわけですがやはりこの悲劇を理解するためにはⅠとⅡが必要ではあるわけで。
ⅠとⅡでは嫌いだったアル・パチーノ=マイケル・コルレオーネもこの作品の彼は嫌いではない。
人間がより良く生きていくのがどんなに難しいことであるのか。
山田五郎氏は「アメリカのヒーローには余生がない」と言っていました。
マイケルはヒーローではないので余生があるのだと理解できました。
彼はずっと後悔しながら余生を過ごすことしかできないのです。