ガエル記

散策

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』アンディ・ウィアー/audible

audibleにて鑑賞。

井上悟氏のロッキーはとても良かったです。かわいい。

 

 

ネタバレします。

 

まずは

「ヘイル・メアリー」とは何ぞや、と思ってしまうがwikiによると

タイトルの「ヘイル・メアリー」とはアヴェ・マリアの英語読みで英語圏では『イチかバチか』、『神頼み』のニュアンスを言う

らしい。

もし日本でこれを名付けるなら「南無三(ナムサン)号」そして「南無三宝計画(ナムサンポーケイカク)」としたら良いと思うがどうだろう。(ナムサンポー号だと長いので)

 

今、映画公開で大いに話題の本作。

噂を聞いていて映画鑑賞には行けない自分はやむなくaudible鑑賞した。

 

他の方のレビューで「一気読みだった」「夢中で読んだ」というのが多かった印象だけどその通りで私も一気に世界に入り込んでしまった。

特にロッキーにはめろめろに。

これも映画鑑賞読書諸氏の多くがそうであろうと思う。

なのでほとんど書くことはないw

たぶん接触した方はほぼ全員この作品が大好きになっただろうし自分も完全にそうなので逆に特段記すこともない。

 

この現象はアメリカ本国でも我が国日本でもほぼ同じような印象である。

いつも「好みが違うから」とか言っていることなど関係なしである。

本作はかなり本格的なSF分野だといえよう。正直言って科学的説明は頭の中を通り過ぎていく。だけどそんな説明すらも心地よいのである。

多くの人々がきっとそうにい違いないと思う。

そして本作には超カッコいいヒーローもナイスボディの美女も出て来はしない。

いやこのふたりこそ超カッコよくてナイスボディなのだ。

いったいどこにこれほどSFファンが隠れていたんだというほどSNSに絶賛の嵐そしてロッキーへのラブコールが満ち満ちている。

私も送りたい。

「ロッキーに会いたい!」

この本を読んで(そしてたぶん映画を観て)ロッキーを好きにならない人がいるんだろうか。

主人公グレースに共感しない人がいるんだろうか。

 

はっきり言ってこんな甘々な話があるんだろうか。

でも今私たちはこの甘々を必要としている。

世界が戦争に向かうかもしれないという今私たちにとってこの甘味は不可欠なのだ。

これまで人類はどれほど物語の中で宇宙人を悪とみなしてきたか。

ここにきて地球人は宇宙人を必要としはじめたのだ。

だがグレースがロッキーをバディと呼ぶのはまだわかる。

その後・・・グレースはバディのために進路を変えるのだ。

そんなこと、できるかと思いながら私たちは涙を流す。

できないことをグレースがしてしまうからだ。

その理由はロッキーが友だちだからだ。

ロッキーを好きになったからだ。

あり得ないかもしれないがあり得ないことに私たちは感動する。

 

さてこの感動はいったいこれからどうなるんだろう。

私たちはグレースのようにロッキーと会話しロッキーからの「おろか」という言葉にも一種の喜びを感じながらロッキーを最高のバディと思う人間になれるんだろうか。

グレースという名は「神の恵み」という意味である。

冒頭で日本ならば、という遊びをやったが主人公の名「グレース」を日本名にしたら「慈悲」いやそのまま「恵(めぐみ)」のほうが名前らしいか。

ライランドはどういうんだろう。麦畑?的な?

名と姓を逆にして麦畑恵(むぎはためぐみ)でどうだろうか。男でも女でも使える。

どうしてもそのままなら恵麦太(めぐみむぎた)くらいで。

 

一方のロッキー。

これはもうロッキーの方が良いとしか言えないんだけど。

巌?岩男?どちらも「イワオ」

 

ところで小説を読むのも映画を観るのもどちらも良いだろうけど本作のaudibleは特別に良かったと思う。

どちらも体験済みの方でも本作audibleもよかったら体験してほしい。

井上悟氏のロッキーとてもチャーミングだった。

これでめちゃくちゃロッキーファンになった。