ガエル記

散策

『オンリー・ゴッド』ニコラス・ウィンディング・レフン/主演:ライアン・ゴズリング

ポスター画像

2013年「Wild Side Films / Le Pacte」

ここんとこ映画鑑賞をさぼっていたのでいつの間にか映画世界がすっかり変わってしまった気がしてきた。

ゴズリング映画鑑賞期間いろいろと勉強になります。

 

 

ネタバレします。

 

実をいうと本作映画においては解読するのをやめることにした。

これはもう意味を知ろうとしなくても良いような気がしたので。

 

タイ・バンコクを舞台にして美しい映像で壮絶な殺戮が行われていく。

この映画もまたデイヴィッド・リンチ的演出を感じさせる。

ゴズリングがそういう映画が好きなのか、リンチ演出が好きな監督がゴズリングを好むのか。

リンチもまたアジア的なものを感じさせる監督であったが本作は舞台がバンコクであり主人公はゴズリングであるがほぼアジア人が出演する。

 

なんといっても特筆すべきは敵役のチャンである。

こうした映画では最近多いのが素晴らしいスーツを身にまとう長身美貌の悪役だろうが本作の敵役チャンは小柄で貧相なその辺のおっさんとしか見えない。

白い襟の黒地ポロシャツみたいな服を着ているのでサッカーの審判みたいでもある。

これが恐ろしく強い。肉体的能力も高いのだがまったくなににも動じない。調理でもしてるかのように人を殺傷してしまうのだ。

趣味はカラオケ。

 

映像色彩がくっきりとしてとてもキレイなので残虐シーンがなければとても良い。

私はもうバイオレンスには感動できないのでそれなしでやってほしい。

 

それでもリンチ的映像には惹かれた。

映画がストーリーで好きになるものなら本作は無理だが映像を楽しむ者であるなら観るべき作品である。

 

主演のライアン・ゴズリングは私にとってはいつまで経っても「この人でいいのかな」存在である。

マアチャン氏もこの人で良かったのか?と思わずにはいられないのでこの世界はそういうものなんだろう。

 

なんとなく『殺し屋1』を思い出す。

ジュリアンがチャンの暴力を必要としていたということで。

なぜいちいち日本のマンガを彷彿とさせるのか。