2018年「ユニヴァーサル・ピクチャーズ」
ライアン・ゴズリング映画でこれだけはちゃんと鑑賞した映画ではありましたが長尺ではあるし深淵な物語なのでもう少しきちんと観ていきたい。
ネタバレします。
アメリカ映画の中で特に重要なジャンルである「男の美学」の作品なのだ。
チャゼル監督はそれを狡い形で出してくる。
『ラ・ラ・ランド』の場合は好きになった女性を一途に思い続けるジャズピアニスト男性、そして今回は宇宙飛行士の厳しい任務を遂行しながら心の奥に亡くした小さな娘の面影を抱き続ける男。
重い病を持つ小さな娘の話が冒頭に出てくるので私は本作がどうにも苦手だ。
ゴズリング自身がふたりの娘が生まれてからの映画(撮影時期がどうかはわからないが長女は生まれていると思う)なのでこの場面はより心がこもっていたのではないか。
彼の娘を思う場面が出てくるたびに泣いてしまうので本作鑑賞がとても辛い。
私は「泣いてしまう」映画が好きではないのだ。
しかしそれでも鑑賞を続けねばならない。
主人公の悲しい気持ちと共鳴しながら彼の心と行動を追いかけることになる。
ほんとうはもう少し突き放して観ていきたいのにだ。
でも私の心はもうニール・アームストロングと二人三脚で走り出すのである。
もう少し観ていきたい。