見入ってしまう映画でした。原題はフィンランド語『Kätilö』意味は『助産婦』です。
そのとおり画像のヒロインが助産婦でドイツ兵士と恋をするお話でした。
そして日本語タイトルが『ラストウォー1944 独ソ・フィンランド戦線』で紹介画像がこれです。
右下極ごく小さい分量の女性が主人公なのですが。
日本映画界は相変わらずこういう宣伝方法を使うのですがこれではドンパチ戦争ものを期待した観客はがっくりですしラブロマンスや人間ドラマを求めている人々は観ないでしょう。
私は単純に独ソ+フィンランド戦という状態を知りたくての鑑賞だったのですがまさかこんなにも素晴らしい価値を持つ映画とは微塵も思いませんでした。
戦争好きががっかりするのはどうでもいいですが良い映画を求めている方は是非確かめてもらいたいと思います。
戦争の中で人は人間でなくなる。
心優しいはずの男が兵士として人を殺し、助産婦もまた人を殺す。
もうこれ以上私に罪を背負わさないで。
ヘレナの悲痛な叫びを私たちは聞かねばならない。