ガエル記

散策

wowowオンデマンド

『君、花海棠の紅にあらず』再鑑賞中

見どころはこの美貌だけではありません。素晴らしいドラマです。 とはいえ彼の美しさを知らないのはあまりにも悲しいこと。 wowowオンデマンドにて鑑賞中。7月1日までの配信になっていますのでまだの方はお急ぎください。 この作品はBL小説が元になっている…

『君、花海棠の紅にあらず』恵楷棟 温徳光

さんざん「観たくなるもの」を探したけど見つからず。未鑑賞のものをと思ったのですが何もなく。数えきれないほどのコンテンツがあるのになぜ? で、本作再鑑賞。観始めて嫌になったらやめればいいやと思いつつだったのですが嫌にならなかった。 なので再鑑…

『推しの子』アニメ

ネットフリックス期間が終わってやっとこれまで溜まってた作品に取り掛かれる。 まずは本作『推しの子』原作は殆ど未読です(つまり少しだけ見た)今のところはアニメを楽しみたくて未読のまま行くつもりですが。 第三話まで鑑賞。 レビューも見ましたが多く…

『火狩りの王』その4

#7「邂逅」 今期放送アニメがほとんど受け付けなくて予約もどんどん外してしまった中これだけは楽しみにしています。 いったいなにが気に入っていったのか他と何が違うのか自分でもよくわからないのですがとりあえず書き出してみましょう。 アニメにありが…

『わるいやつら』野村芳太郎

以前だったら絶対観ない気持ち悪い映画なのですが野村監督シリーズで鑑賞しました。 のつもりだったのですが昭和の見本を描いたような映画として見ごたえありました。 情念と呼ぶのか不気味な男女の愛憎劇が今観ると不思議な感情に思えてなりません。男女の…

『薔薇の名前』ジャン・ジャック・アノー

「登山モノ」を集中的に観ていくと言っておきながらのいきなりの本作ですがwowow放送でついTV鑑賞してしまって語らずにはおれなくなりました。 とはいえ本作は私にとっては「登山モノ」への憧れと恐怖に通じるものがあります。 それは未知なるものへの憧れと…

『火狩りの王』その3

wowowオンデマンドにて#5#6鑑賞しました。 ネタバレしますのでご注意を。 前回でも書いたように極めて女性的に物語が進行していきます。 他の方のレビューを見ると思ったとおりに「つまらない。これが宮崎駿だったら最初からアクションシーンで観る者を…

『弟とアンドロイドと僕』阪本順治

本作の感想とか考察とかを書けるような能力はないので鑑賞だけで記録は止めておくかと思ったのですがとにかく鑑賞はしました。 ネタバレしますのでご注意を。 他の方のレビューを見ても「難解だ」「わからなかった」の言葉が並ぶのですが同時に幾つかの「で…

『 ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行』マーク・カズンズ  その2

何故私たちは映画を観るのだろう。 私は映画に何を求めているのか。 私はたぶん「自分が知らない世界」を知るためなのだろう。 などといえば狭い小さな世界に住んでいる私にとってはほとんどすべてが知らない世界なのだけど。 都会そして田舎、異国の地異国…

『 ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行』マーク・カズンズ

私が観たのはDVDではなくwowowオンデマンドですが。 映画好きなら自分の『ストーリー・オブ・フィルム』を作ってみたくなるのではないでしょうか。 私もそれなりに作れるのではないかと自負しますw しかしこの落ち着いた語り口で次々と素晴らしい映画そして…

『尚食』その9

鑑賞完了しました。 やはり本作においての初代皇帝が一番好きだったなあ。 所作が素晴らしかった。 『瓔珞<エイラク>』のスタッフキャストが再集結という触れ込みでの本作でした。 この製作陣の作品はとても興味深いのですが最初最高に面白くて中盤から面…

『火狩りの王』その2

最近には珍しく続けて再鑑賞しています。 まだよくわからないけど期待してしまっているのかもしれません。 ねたばれしますのでご注意を。 再鑑賞の理由のひとつは昨日も書きましたが本作がきわめて女性的な作品なのではないかと思ったことです。 とはいえ現…

『火狩りの王』西村純二

原作:日向理恵子 構成/脚本:押井 守 キャラクター原案:山田章博 wowowオリジナルアニメ作品です。日本製でオリジナル作品、と聞くとどういうものか価値が上がるというより逆に「おもしろくないのでは」とつい思ってしまいます。 特にwowowオリジナルはつ…

『カモンカモン』マイク・ミルズ

ホアキン・フェニックス主演で観始めたのですが今一番気になっている「疑似家族」ものだったので座りなおして鑑賞しました。 かつて家族映画は多くありその中で「仕事をして稼ぐ強い父親・食事を用意し掃除洗濯をする優しい母親・父を尊敬し母の愛情に感謝す…

『尚食』その8

人間は食べなくては生きていけないので食の話は重要なのですよ。 例えば幼児期に読む絵本や童話でも「食べ物」が出てくるお話はどれよりも記憶に残りやすいのではないでしょうか。 日本で人気の『ぐりとぐら』のパンケーキ『白雪姫』の毒リンゴ『ヘンゼルと…

『リスペクト』リーズル・トミー

アレサ・フランクリンの生涯を描いた伝記映画といえる映画作品です。 と言っても私は彼女のことを何も知らなったのですが、それだけに観ていていろいろと衝撃を受けました。 ネタバレしますのでご注意を。 ひとつはもちろんアレサの歌唱力と魅力です。本作を…

『尚食』その7

ほんとうつかみどころのないドラマです。 ヒロイン姚子衿は正直そんなに美女でも可愛いというほどでもないように見えます。この3人でも右側二人が美人さんではないですか。特に皇后はやんわりと優しくて文句なしのように日本人的には思えるのですが中国ヒロ…

『世界で一番美しい少年』クリスティーナ・リンドストロム、クリスティアン・ペトリ

この数年価値観、感覚や意識の移り変わりが激しく目に見えるようです。 私の幼い頃もしかしたら今でも「アイドルになれるのは憧れ」という価値観がありそこに導かれるのは幸運でありアイドルにしてあげるのは「感謝されるべきこと」だったのではないでしょう…

『尚食』その6

これまで観てきた紫禁城ラブロマンスでは皇帝がしょうもないお馬鹿なキャラが多かったのですが(どうゆうこと?)本作は微調整してきた感じでしょうか。 まあ皇帝が賢ければもうお話は終わってしまうので仕方ないのかもしれません。 ネタバレしますのでご注…

『尚食』その5

最初は軽い美味しんぼドラマかと思っていたのですが観続けていくと意外に複雑な思い入れがあるようです。 しかもそれが何か簡単には判らない感じに入り組んでいます。 もう一度観なおさねば難しいかもしれないと今更思っているところです。 ネタバレしますの…

『尚食』その4

続き観ていきます。 相変わらず、というのか朱瞻基と姚子衿の近づきそうで近づけない関係と美味しそうな料理の戦いが繰り返されます。 ネタバレしますのでご注意を。 18話、料理の話では必ず食材を使って絵を再現する、的なエピソードが取り上げられますが確…

『チェンソーマン』アニメ8話までと原作第一期

中華ドラマにはまっていたせいもありここで原作再読とアニメ8話まで再鑑賞。 ネタバレしますのでご注意を。 原作読み返してもあっさりとは頭に入ってこない。 難しいですがそれが楽しいです。 今気になっているのは 「マキマが支配の悪魔だ」 ということです…

『鵜頭川村事件』

松田龍平氏、今の日本俳優で見たいと思わせてくれる希少価値を持っています。 という理由で観始めたのですがなんか嫌な予感しかしません。 一度もう止めようとしたのですが駄作なら駄作としても観てみる意味もあるような気がして再度観始めました。 ネタバレ…

『TOVE/トーベ』ザイダ・バリルート

昨日のトルーマン・カポーティに続きトーベ・ヤンソン。 同性愛者であったというのが(トーベはバイも少しあるけれど)共通点かもしれませんがその人生は大きく違います。なんならまったく共通しないほど。 それはやはり家族愛の違いに尽きるのでしょう。 親…

『ソロモンの偽証』wowow連続ドラマ 8話完結まで鑑賞

途中体調崩して時間がかかりましたが鑑賞終了しました。 日本版映画が原作の重要な持ち味を損なってしまったことにがっかりしてしまいwowowドラマも似たようなものだろうと決めつけてしまったのは間違いでした。 最後まで鑑賞しこのドラマは秀作だと思いまし…

『ソロモンの偽証』wowow連続ドラマ 4話まで

第4話まで鑑賞。 日本版映画にがっくりしていたのでwowow製作を知ってもまったく観る気がなかったのですが拙ブログを読んでコメントをくださったひろじさんに背中を押されて試し見のつもりだったのですが想像以上の出来栄えだったので続けて観ています。ひろ…

ベン・ウィショー主演「産婦人科医アダムの赤裸々日記」#2

#1を観たのが遅かったので続けて#2が観れたw #2になると1のあの怒涛の繁忙が静まりドラマが見えてきました。 とても面白いのですがこの面白さを書くのはちょっとまだ難しい。 アダムにはハリーというハンサムな恋人がいるのですがあまりにも産婦人科…

ベン・ウィショー主演「産婦人科医アダムの赤裸々日記」#1

ベン・ウィショーなのでおもしくないわけない、と思って観たらやっぱりおもしろかったですね。 疲れ切った顔。 NHS(イギリス国営の国民保健サービス)病院の産婦人科で働くアダム・ケイ医師はまだジュニアドクターという肩書。 日々体液にまみれ妊婦と赤ち…

『王の願い ハングルの始まり』チョ・チョルヒョン

凄く良い映画でした。 事実このような歴史であったのかはわからないはずですがそれでも良い映画でした。 文字を作る、という話は世界中にあるはずです。その一つ一つがこのような希望と苦悩を伴う物語なのでしょうか。 ネタバレしますのでご注意を。 とはい…

『クローブヒッチ・キラー』ダンカン・スキルズ

2018年公開映画。監督のダンカン・スキルズDuncan Skilesは検索してもほとんどよくわからずとにかく長編映画はこれのみでスティーヴン・キングから賞賛されたということらしい。 これまではテレビドラマ制作をしていた新人監督と思われます。 などと調べたの…