2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧
『忍法十番勝負』(にんぽうじゅうばんしょうぶ)は、日本の漫画短編集。秋田書店の月刊漫画雑誌『冒険王』1964年(昭和39年)新年特大号から10月号にかけて連載された、10人の漫画家によるリレー方式のアンソロジー漫画である。(wikiより抜粋) wikiにも書…
横山光輝作品タイトルを眺めていて気になったのだけどebookにはなかったので古本『セカンドマン』(大都社)に収録されているのを見つけて購入しました。おかげで『セカンドマン』を紙の本で読むことができますw となると気になるのは例の場面!「もしかし…
なにこのかっこよさ。表紙、立っているだけなんだけどかっこいいという。 でもやはり横山先生は叩きのめされる男が好きなんだよ。 ネタバレしますのでご注意を。 1970年週刊プレイボーイ 東大寺邦男。めちゃくちゃカッコイイ男なんだけど今このカッコよさは…
キックボクシングの選手の物語。 何故キックボクシングなんだろう。 ネタバレしますのでご注意を。 多胡原健児はキックボクシングクラブに入って一か月目で会長の目に留まり将来を嘱望される。 一気にスター街道を走っていく姿を恋人の由美は寂しくも見守っ…
これは先日江戸川乱歩原作『白髪鬼』に同時収録されていた作品(すばらしいカップリング)ですでに記事にしましたが、横山作品の中でも特に語りたくなる内容なのでもう一度ここに書いてみようと思います。 ネタバレしますので注意を。 以前も書いたけど江戸…
横山光輝作品で珍しいセクシー美女表紙です。思いっきり峰不二子風ですなあ。 物語はふたつ。 表紙は1話目の「ぶっそうな奴ら」のものです。 ネタバレしますのでご注意を。 「ぶっそうな奴ら」(1969年週刊プレイボーイ) そして中身もやはり峰不二子風&ル…
おっと、原作:小栗虫太郎だった。横山先生にはけっこう砂漠の話がある。 そもそも『バビル2世』が砂漠の話だったものな。「砂の嵐に隠された♪」 ネタバレしますのでご注意を。 一度本作を読み通したのだけどかなりシンプルな探検もので(これも昨日に引き続…
めちゃくちゃおもしろい。こういう短編をもっと読みたい。オーソン・ウェルズ劇場みたいなやつ。 ネタバレしますのでご注意を。 何度も何度も書いてるけど横山氏はマンガの進め方がうますぎてさっさと読んじゃうんよ。も少し判らなくしてくれてもいいくらい…
リアルタイムで読んでいない者にとって同作家の作品の変遷をつかみ取るのは難しい。 年代を見れば鉄人28号の終り頃にこの作品が生まれている。横山氏の説明で「発明は大きなものから小さなものへ進化していく」とあるのである意味鉄人の進化系と言えるのだろ…
張飛と馬超。いいねえ。 ネタバレしますのでご注意を。 このカラーページ素晴らしい。(カラーじゃないけどw)動いて見える。音まで聞こえそう。 月が真ん丸だ。 追い詰められた玄徳の前にも伏兵が。 と、それはなんと張飛であった。あまりに早い到着に玄徳…
この表紙すっごく怖い。 先日横山氏はホラーミステリー作家の道もあったと書いたんだけど、ここにそ片鱗が見える。 落鳳坡のタイトルと龐統の道号「鳳雛」を重ねればその恐怖の謎は解ける。 ネタバレしますのでご注意を。 冒頭で張松が死す。もうはっきり言…
趙雲子龍。最も頼りになる男であるが人を愛するのではなく思想を愛する人なのでその人が堕落すれば離れてしまう怖い人でもある。 こなみかん。 ネタバレしますのでご注意を。 魏の曹操に頼ろうとして赴き蜀の要人であるにもかかわらず自尊心を傷つけられ百叩…
三十一巻に続き同じく馬超表紙。同じ人物が続けてと言うのはあまりないので(最後あたりは孔明続きだが)お気に入りのキャラクターだったのではないでしょうか。 ネタバレしますのでご注意を。 曹操対馬超戦は長引く。季節は厳しい寒さの冬を迎える。が、曹…
馬超~~~~『三国志』でイケメン描写は多かれど最高峰と思えるのは馬超なのです。 小説『三国志演義』において、馬超は作中でも屈指の武勇を誇る武将として登場する。「冠の玉のような顔、流星のような眼、虎の体に猿の臂、彪の腹に狼の腰」を持ち、「生ま…
周瑜、超絶美形なのにあまりにも気の毒で。ほんとなぜ孔明と同じ時期に生まれてしまったの。 という感じで戻ってきました、『三国志』の旅続けましょう。 ネタバレしますのでご注意を。 さて孔明は赤壁の戦いで孤軍奮闘じゃないな、ひとりであっさり呉軍を引…
以前表題作『闇におどる猫』についてのみの記事しか書かなかったけどやはりこちらも記事にしておくべきでしょう。 ということで。 ネタバレしますのでご注意を。 これに収録されてます。 横山光輝作品と言えばSF・ロボット・アクション・忍者などのイメージ…
ひらさんから教えていただいた「横山先生が単行本化を認めなかった」ものの1作品『コマンドJ』偶然購入していたので早速読んでみました。 選んだ理由は「聞いたことなかったけど凄くカッコいい表紙」です。 予告編付き。こんなにカッコいいのに単行本化認め…
(1976年週刊少年アクション掲載/休刊により未完) かっこいい少年が描かれた表紙をめくるんじゃなくて滑らせると またもや表紙!巨匠登場!!昔のはやたら巨匠であることが強調されている。大型新連載第二弾!!大型ってなに?第二弾とは? カラーページが…
amazon検索してたら出てきた。が、すでに古本のみ、での購入となる。とはいえ見つけられて嬉しい。 うーむやはりなんとなく出会うのを待つだけでなく自力で探す努力も必要なのだと改めて思う。 デジタルになってはいないようだ。 しかもこの作品本2006年発行…
タイトル『片目猿』でこの表紙は謎すぎる。のでもうひとつのカットを置いておこう。 ちょっと小首傾げて可愛いが凄腕の忍者猿彦。 人呼んで片目猿である。 ネタバレしますのでご注意を。 紹介文を読まずに読み始めたのでいったい何が始まったのかと思った。 …
短編集『影の世界』の続きです。 ネタバレしますのでご注意を。 第四話「黒い沼地」(別冊少年サンデー1960年秋季号) これ言っちゃいけないのかもしれないが横山先生、昔の色塗りは凄く上手くて良いのに後に行くほど変な感じになっておられる。 なにか理由…
ちょっと切りの良い所(だったかな)で『三国志』中断し横山光輝の他作品を投入します。 まずは短編集『影の世界』1960~1962年作品ということです。 表紙スタイルが良くてカッコいい男性たちによるスタイリッシュなデザインになっていますね。 ネタバレしま…
玄徳やっぱり可愛いと思う(今更) ネタバレしますのでご注意を。 呉の孫権、やはりまだ若いせいか合肥城を攻め落とせない。挑発に乗ってかっとなり大戦するが有能な将を失うだけで勝負はつかない。 若気の至りを反省するが太史慈が作戦を言い出し孫権はこれ…
趙雲の(だけじゃないけど)いつもは目をつぶっているのに何かの時には片目だけ開ける(?)というのはどういう意味なんだろう。表現としてむしろ好きなんだけど謎ではある。 ネタバレしますのでご注意を。 「玄徳軍」というだけで人々が恐れおののくように…
周瑜、優秀な人なのにほんとうに気の毒です。 ネタバレしますのでご注意を。 赤壁の大戦で大勝利を収めた呉軍の勢いはまさに天を突くばかりであった。 降伏する曹軍の残兵を自軍に組み入れその勢いで南郡攻略を開始した。 そこへ玄徳からの祝いの品が届きさ…
やっぱり曹操様はステキだ。 ネタバレしますのでご注意を。 総勢百万の曹軍の出陣。威容の艦隊を見て周瑜は慄いた。 折しも強風で「帥」旗が折れ、曹操はこの日は引き揚げた。 が、周の旗もまた同じように折れてしまい周瑜はその下敷きとなって倒れてしまう…
諸葛亮&魯粛そして霧深し。ステキな表紙だ。 ネタバレしますのでご注意を。 前にも書いたかもしれないが周瑜のモデルはクラーク・ゲーブルだと思う。 蒋幹は周瑜の床に供に入るが眠れず起き出し側の卓に手紙が置かれているのを見つける。それには蔡瑁と記さ…
美周郎と呼ばれた優れた才能を持つ周瑜。演義でも活躍するが実際はもっと穏やかな人格者だったという。そっちの周瑜も読んでみたい。 でも本作のおもしろい周瑜は気に入ってる ネタバレしますのでご注意を。 でもやっぱり大好きなのは魯粛さん。横山キャラの…
張飛が物語を面白くしてくれる。 ネタバレしますのでご注意を。 読書目的である許褚の活躍もむなしく曹仁軍はまたも大きな犠牲を出してしまう。(この人これでいいのだろうか) 張飛は深追いすることなく皆が待つ船へ向かう。 もうすっかり昔から軍師である…
ところで横山光輝先生と言えば登場人物特に主要キャラが似すぎていて見分けがつかない、とよく言われていますね。確かに多くの作品で主要キャラが極端に顔が違う、と思うことはあまりありません。本作で言えば玄徳タイプと曹操タイプは繰り返し使われていて…