ガエル記

散策

2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『兵馬地獄旅』一巻 横山光輝

おもしろくて一気に読んでしまいました。 ネタバレしますのでご注意を。 冒頭、気ままに一人旅をする兵馬が旅の坊さんといういで立ちの数人から襲われ激しい戦いとなる。 これは常々思っている横山光輝氏の「白土三平リスペクト」というのか「白土三平凄いけ…

『伊賀の影丸』横山光輝 5巻

はい。最終巻です。全巻15巻ですが最終巻は5巻です。 「影丸旅日記の巻」 ネタバレしますのでご注意を。 この巻で終わりと思うと感慨ひとしおです。 何度読もうと思っても読み難かった本作の理由はこの秋田サンデーコミックス版が掲載順が違うのだと教わり正…

『伊賀の影丸』横山光輝 7巻 前半

「土蜘蛛五人衆の巻」 ネタバレしますのでご注意を。 土蜘蛛党の首領でありただひとりの生き残りとなった金目の後を追った善鬼はその秘術にかかってしまう。 だが影丸にひとことでも伝えたいと必死で半蔵屋敷に戻り目的を果たして死んだ。 そこへ金目からの…

『伊賀の影丸』横山光輝 6巻

「土蜘蛛五人衆の巻」 ネタバレしますのでご注意を。 秋月藩で暗躍した土蜘蛛党の残党に命を狙われる影丸。 半蔵は手下の忍者たちに影丸の警護を命じた。 正直言うとこの巻はかなり手詰まりを感じてしまう。 これまで半蔵からの指令を受けて攻撃していたもの…

『伊賀の影丸』横山光輝 4巻

「邪鬼秘帳の巻」影丸の背後に可愛い猫耳忍者がいっぱい。 ネタバレしますのでご注意を。 いつもながらお布団シーンがかわいすぎる。大の男が三人布団を並べて寝るかなあw お行儀良いし。 邪鬼案外優しい。一角を心配して外へ出る。 しかし優しさの見返りは…

『伊賀の影丸』横山光輝 3巻 後半

はい。『伊賀の影丸』3巻後半「邪鬼秘帳の巻」行きます。 あの邪鬼が再登場するのかとわくわくしますね。 ネタバレしますのでご注意を。 「秋月藩」での事件、なのですがこの「秋月藩」っていうのは現在の福岡県にあるあの秋月藩とは違うなにかなのでしょう…

『伊賀の影丸』横山光輝 8巻 

「地獄谷金山の巻」&「ムササビ」 この表紙はwww影丸くんはキリっとかっこいいけど後のおじいさんともう一人の忍者もふざけているみたいに見えて笑える。 おじいさんじゃなくて女の子かもしれない(ウソです) ネタバレしますのでご注意を。 嵐月之助。…

『伊賀の影丸』横山光輝 7巻 後半

7巻の後半「地獄谷金山の巻」行きます。この表紙もかっこいいです。 ネタバレしますのでご注意を。 お目めパッチリでかわいい。 忍者たちに襲われ倒れていた男を救おうとした半蔵。が、男は刀傷を受け「かくし金山がある」という言葉を残して死んでしまった…

『伊賀の影丸』横山光輝 3巻 前半

三巻前半「半蔵暗殺帳の巻」を続けます。 ネタバレしますのでご注意を。 気のせいか、この回は絵がすごく急いでいるというか雑な感じがする。それともこういうタッチを意識した描き方なんだろうか。 しかしとても可愛い場面もある。それはフクロウ。半蔵配下…

『伊賀の影丸』横山光輝 2巻

なにこの壮絶な美少年。信じられないくらい綺麗な顔なんだけど! 「七つの影法師の巻」「半蔵暗殺帳の巻」 ネタバレしますのでご注意を。 冒頭は「七つの影法師」の最終部。 ここで描かれる「醜い顔になってしまったので包帯でそれを隠している」という題材…

『伊賀の影丸』横山光輝 1巻

「七つの影法師の巻」 何度この表紙を出してるんだろう、という気になってしまうがめげずに行こう。 とはいえこの表紙かっこいいです。忍者らしい雰囲気です。 ネタバレしますのでご注意を。 というわけで読み進めました。何度目かの一巻ですが、やはり読み…

『伊賀の影丸』横山光輝 15巻 最終巻

「闇一族の巻・その二」 最終巻ですが読者にはまったく最終巻どころか途中という不思議。 この表紙とても塗りが丁寧で綺麗に思えるのですが。影丸くん、凄すぎて少年というイメージが薄いですがこの絵ではほっぺがぴかっとしてて初々しい。 ネタバレしますの…

『伊賀の影丸』横山光輝 14巻

「闇一族の巻・その一」 村雨五兄弟が登場する回です。 ではネタバレしますのでご注意を。 数年にわたって凶作が続くという山城の国。餓死者も出る中で人々は他の土地に移り始めた。 (というところでひっかかって江戸時代に農民が勝手に別の場所に移動でき…

『伊賀の影丸』横山光輝 13巻

「由比正雪の巻・その三」表紙はなんとなく昔の方が丁寧に描かれている気がする色塗りも。 ネタバレしますのでご注意を。 そうなのか ヌードというよりスカートはいてる感じの邪鬼様。影丸の仲間である源心と戦いその力量を見せつける。 邪鬼様、着やせする…

『伊賀の影丸』横山光輝 12巻

「由比正雪の巻・その二」 ネタバレしますのでご注意を。 左近丸の活躍が続く。 甲賀忍者・鏡月は伊賀忍者獅子丸を倒したものの最期に「血しるべ」をつけられ獣に追われる。目を傷つけられ満身創痍となった鏡月を左近丸と源心が追いつめる。 末期の水を願っ…

『伊賀の影丸』横山光輝 11巻

なにこの表紙、笑わせたいのかwww 「由比正雪の巻・その一」 ネタバレしますのでご注意を。 由比正雪は『時の行者』で読んだので知っているわけだけど「慶安の変」とも言われる史実で自分の記憶にもなにやらドラマとか何かであった気もする。 正雪は幕府…

『伊賀の影丸』横山光輝 10巻

はい。第十巻「若葉城の巻・その二」です。 ううむ。あれほど「読みにくい」と言っていたのが嘘のように「読みやすい」 そりゃそうだよねえ、とひとり赤面する。読みやすいものも順不同になればよくわからなくなるのは当然だ。 読みにくい考察までしてしまっ…

『伊賀の影丸』横山光輝 9巻

ht なかなか読みこなせないのでこれは読み方が悪いのではないかと検索してみました。すると「巻の正しい順番」を示してくださっている方が・・・・ひらさんだったw 「伊賀の影丸」を、秋田のサンデーコミックスで連載順に読む場合の順番は、9巻→10巻→1…

『伊賀の影丸』横山光輝 1

再々挑戦『伊賀の影丸』なぜか私には『伊賀の影丸』が難しくてなかなか読めない。 かなり横山マンガ読んできたので今度こそは扉を開ける鍵を手に入れたのではないかと期待して読んでみよう。急ぐ必要はないのだからじっくりと。 ネタバレしますのでご注意を…

『魔界衆』横山光輝 その3

こ、これはどうなんだろう?この場面の前に兵馬と話していたからうっかり口調が残ってしまったのか。 幸村がわざと口真似したのかとまで思ったけど、そんな感じでもなく。 普通に「そんなことは人間にはできない」でいいはず?佐助が言ったとも思えずw ネタ…

『魔界衆』横山光輝 その2

横山先生の描く赤子はかわいいなあ。赤ちゃんを可愛く描ける人って案外いないんですよ。 ネタバレしますのでご注意を。 向かって右側が赤子を背負った佐助。中央が真田幸村。 さて昨日の続き。 燃え盛る火の海に入って行けと幸村に命じられ従った才蔵は黒焦…

『魔界衆』横山光輝 

何も知らず読了。 なんという面白さ。驚きました。参りました。凄い。 タイトルの下に「横山光輝時代傑作選」と書かれているので短編集かと思っていました。そのくらい何も知らなかったのですが。 ebookでひとつだけのレビューがついていて悪評になっていま…

『織田信長』横山光輝/原作:山岡荘八 その2

読了しました。 ネタバレしますのでご注意を。 横山光輝戦国時代シリーズ(1980年代以降において)『徳川家康』『織田信長』『伊達政宗』『武田信玄』『武田勝頼』『豊臣秀吉』これは年表順に書いたが読んだのは順不同だった。(実はあと一作『平家物語』が…

『織田信長』横山光輝/原作:山岡荘八

横山光輝戦国原作ものは一度味わったらやめられない。永久に続けてほしいと無理な願いを持ってしまう。 ネタバレしますのでご注意を。 織田信長。一番気になる人物なので後に残していた感がある。 常に鮮やかにこの国の人々の心を騒がしてきた男だ。 といっ…

『単行本未収録傑作集 死神 』横山光輝 その2

さて続けます。 ネタバレしますのでご注意を 4.『あの麻薬(ヤク)を追え』 最近麻薬をヤクと言わないですね。 ううむ、困ったこの作品。 見分けがしにくいほどかっこいい二人組。腕利きの秘密情報局員の彼らが麻薬運搬人を尾けて本拠をつきとめようとした…

『単行本未収録傑作集 死神 』横山光輝 その1

タイトル通り横山光輝傑作短編集です。 最後の一作品を除いた八作品が青年向けマンガであり1960年後期に描かれたものです。最後の一作品だけは70年代前半のものです。 ネタバレしますのでご注意を。 八作品の特徴は青年向けを意識したもので好青年ではない「…

『さいごの山嵐』横山光輝

『別冊少年ジャンプ』1970ん10月号 収録本『バビル2世』8巻、潮出版社 と書かれていますが、私にはこの収録本がわかりませんでした。 追記:Xでベアハグさんから情報いただきました。 バビル2世に併録されてる最後の山嵐は、秋田書店のセレクトコミックとい…

『セカンドマン』横山光輝 その2

かっこいいA1(アタックワン)ターミネーターかレプリカントか。 でもこっちが先。 さて昨日の続きです。 ネタバレしますのでご注意を。 ここにきて「???」という展開になっていく。 テレパシーに導かれいきなり遭遇したA1を倒すことができた健児はその…

『セカンドマン』横山光輝 その1

「小学四年生」昭和49年(1974)5月号~50年3月号掲載 おお!美女が一緒に描かれている。希少価値。小学生には美女w しかし中の扉絵では主人公ひとり。かっこいい。 ネタバレしますのでご注意を。 まず、小学四年生向けにしてはかなりハードな内容に思える…

『マーズ』横山光輝 

昨日はあらすじを追った時点で力尽きてしまったので感想を少しは書いてみたい。 ネタバレしますのでご注意を。 リアルタイムで読んでいたならすぐに重ね合わせたのであろうけど『マーズ』は横山光輝版の『幼年期の終り』だったしあの頃、というか『幼年期の…