ポーの一族
「フラワーズ」2022年7月号- 8月号、10月号、2023年1月号 - 2月号、6月号 - 7月号、9月号、11月号、2024年1月号、8月号、10月号 と、前回悲劇的な感じに襲われましたが今回本作そんなことは忘れたかのように面白いのでありました。 ネタバレします。 どうい…
「フラワーズ」2019年7月号、2020年8~11月号 「フラワーズ」2021年6~8月号、10~11月号 第10作「ランプトンは語る」の前日譚です。 アーサー・クエントンとエドガーとアランの物語。 ネタバレします。 この二巻の間に一年以上の時間が経ち萩尾氏の絵がはっ…
『フラワーズ』2018年7月号 - 9月号、2019年5月号 - 6月号 1976年にロンドン、エヴァンズ家での火事でエドガーとアランが姿を消してから四十年経ち2016年にエドガーとファルカが再会する、というところから始まります。 そのための先に『春の夢』だったので…
「フラワーズ」2016年7月号~2017年3~7月号 とうとうここに辿り着きました。 これまでの何度も読み返した作品群とは違いここからは私目を通してはいますが解像度はかなり低いです。 とはいえ自分自身楽しんで書いていきます。 ネタバレします。 40年ぶ…
1976年「別冊少女コミック」4~6月号 『ポーの一族』シリーズ15作目。現在の再開に至るまでは長い間ここで最終作となっていました。 ネタバレします。 この一作については様々な思い出があります。 まずはなんといっても衝撃的な終わり方。 私はどんな終わ…
1975年「別冊少女コミック」12月号 アランの一週間の物語です。 ネタバレします。 というか上に書いた通りでエドガーが出かけて一人切りになったアランの一週間を描いたほのぼのほっこり一編。 この作品がラストのひとつ前とは思えない。というかラストひと…
1975年「別冊少女コミック」11月号 シリーズ第13作目。 前作「はるかな国の花や小鳥」の男性版ともいえる内容でありますがこちらはまったく明るい感じです。 ネタバレします。 私的にはこちらも女性でやって欲しかった気もする。 とはいえ仕方ない。 これ…
1975年「週刊少女コミック」37号 正直言ってこのエルゼリさんが好きになれないのですが何故この話を描かれたのかと考えてみました。 ネタバレします。 萩尾作品は「そんな簡単に人生は送れない世界」を描いている。その上で「なんとかなるさ」的な明るさ希望…
1975年「別冊少女コミック」8月号 なんだか不思議な味の小品です。 ネタバレします。 ポリスタ―卿というポーにしちゃお人好しな男性がリリアという美しい少女を育て上げ二十歳になったら自分の配慮として一族に加えるつもりだったのだけどその前に殺され消え…
1975年「別冊少女コミック」7月号 シリーズ第10作目。これまでの一連の物語がここに収束される。 この一編がとても好きです。 この一編だけでもいいほどです。 ネタバレします。 1966年、かなり現在に近づいてきた。 とはいえ古い館で配線工事もまだの為ラン…
1975年「別冊少女コミック」6月号 1940年、リデラード(リデル)・ソドサ夫人がジョン・オービンに幼い頃の思い出話をする、という形式の物語。 前回の続きなので1879年ころ~となる。 ネタバレします。 一見、愛らしいリデルがエドガーとアランに大切に愛さ…
1975年「別冊少女コミック」5月号 シリーズ第8作。 第4作「ポーの一族」の続きとなる。 ネタバレします。 妹メリーベルをヴァンパネラ一族に加えて後失い、今度は友人になったアランを仲間にと願ったエドガー。 だが一日で蘇生したメリーベルと違いアラン…
1975年「別冊少女コミック」1~2月号 『ポーの一族』シリーズ第7作。前作「小鳥の巣」で終了するはずだった本シリーズの再開最初の作品です。 ネタバレします。 実は『ポーの一族』三部作が終わって以降が面白いのかもしれない。 「エドガーを見たことがあ…
1973年「別冊少女コミック」4~7月号 ネタバレします。 『ポーの一族』三部作の最後の作品とされる。 「グレンスミスの日記」の冒頭およびラストシーンがこの物語の中にある。 『ポーの一族』の真骨頂と言えば本編ではないでしょうか。 すでに吸血(噛みつき…
1973年「別冊少女コミック」1月号~3月号 バンパネラであるエドガーとメリーベルのまだ人間だった頃のお話です。 ネタバレします。 1700年代。 初めて読んだ時は考えてもいなかったが読みかえしていくとはっきりとこの物語が見捨てられた子どもの話だと認識…
1972年「別冊少女コミック」9月号 - 12月号 この4話めが私の萩尾望都初遭遇です。 いきなり4話目、打ちのめされました。 ただしどうもリアルタイムではなかった気もします。 ネタバレします。 というわけで私は本作(4話目)が初体験だったので逆に驚かな…
1972年「別冊少女コミック」8月号 昨日の「ポーの村」の続きです。 ネタバレします。 「グレンスミス魔の24ページ伝説」というのがあります。(今考えました)(というか多くの方が言われてますね) まずは冒頭。 「だれにする?」 大きな建物を背景にしての…
1972年「別冊少女コミック」7月号 後に『グレンスミスの日記』として読まれるそのグレンスミスの物語です。 ネタバレします。 昨日書いた普通の人が出会ってしまう「エドガー体験」をしてしまうグレンスミス氏。 森の中で鹿狩りをしている時、仲間とはぐれこ…
1972年「別冊少女コミック」3月号 ついに到達した『ポーの一族』です。 『ポーの一族』にいついて何を語りたいか、今はまだ何もわからずにいます。 いったいこの物語が私にとってなんだったのかをこれから考えていきたいと思います。 ネタバレします。 本作…