ガエル記

散策

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『尚食』その9

鑑賞完了しました。 やはり本作においての初代皇帝が一番好きだったなあ。 所作が素晴らしかった。 『瓔珞<エイラク>』のスタッフキャストが再集結という触れ込みでの本作でした。 この製作陣の作品はとても興味深いのですが最初最高に面白くて中盤から面…

『OVERMANキングゲイナー』富野由悠季 その5

鑑賞完了しました。 良いなあこの世界観。もっと観ていたかったです。 惜しむらくはやはり長さというか作品回数が圧倒的に足りない。この倍あってもよさそうです。 設定説明も足りないしオーバーマン説明も足りないし主旨も解り難い。 結局はいつもの富野主…

『OVERMANキングゲイナー』富野由悠季 その4

後半になってますますわけが分からなくなってきますがそこが良い。 ネタバレしますのでご注意を。 しかし親の代から洗脳されて戦闘人間にされてしまった少女の苦悩から救おうという題材はずっと続いているわけです。 ところでミイヤの劇中歌でふと『竜とそば…

『OVERMANキングゲイナー』富野由悠季その3

『キングゲイナー』はお姫様もとても良い。三匹も。 ネタバレしますのでご注意を。 このシベリアの旅、実際であれば居心地の良いものではなさそうだけど惹かれてしまうなあ。 富野作品が複雑なのは周知ですが本作の雑多性はなかなか一筋縄ではいかない。そこ…

『OVERMANキングゲイナー』富野由悠季その2

観ていくほど面白いのですがこのアニメ作品、話題にならなさすぎな気がします。 富野作品で好きなのの一つはキャラの多様性。 老若男女が偏りなく登場するのが落ち着きます。 もちろん富野流の偏見というか「いつものやつ」というのがあるのも好きです。 特…

『OVERMANキングゲイナー』富野由悠季

バンダイチャンネルで『ZZ』観たので未鑑賞作品を観るべきなのですがどうしても本作を観たくなってちょいと覗こうかと思ったのですがあまりに面白くてもう離れることができなくなってしまいました。 正直言ってガンダムシリーズより面白いような気もします。…

『機動戦士ガンダムΖΖ』その8

『機動戦士ガンダムZZ』全話鑑賞完了。 この調子で行けば確かに『ガンダム』は永久に続けられそうです。なにせ人間たちは未だにニュータイプでもなければ戦争もやめようとはしていないからですね。 ネタバレしますのでご注意を。 なんといってもリィナが助か…

『機動戦士ガンダムΖΖ』その7

プル・プルツーはさすがにやりすぎ。しかし現実にすでにあるのが悲しい。 ネタバレしますのでご注意を。 完全なガンダムスタイル。戦いながらキャラクターを描いていく。 こうして観ているとやはりハマーンとミネバだけが異常なほどキャラ立ちしてるのが見え…

『機動戦士ガンダムΖΖ』その6

ネタバレしますのでご注意を。 第34話からカミーユが再登場してきて急に面白くなってきました。 もしかしたらダブルゼータ始まってすぐにこの道に入ってもよかったというか入った方が盛り上がったのでは?時代の空気があるからよくわからないけれども。 もし…

『機動戦士ガンダムΖΖ』その5

第30・31話『青の部隊』ほんとにこのあたり、子供向けに面白いのかなと思いつつなかなか見ごたえあります。 ネタバレしますのでご注意を。 しかしなんといってもキャラクター造形がⅠⅡに比べいまいちなのが辛いところです。 ルー・ルカにしてもグレミーにし…

『機動戦士ガンダムΖΖ』その4

マシュマーほどじゃないけどグレミー・トトもかなりおかしい。しかも名前がもう完全に雑魚クラス。変に美形キャラになってるのが虚しい。 ネタバレしまうのでご注意を。 観続けていると確かにⅠやⅡで感じた物語の新しい感覚が薄れ二番煎じに思えてしまうとこ…

『機動戦士ガンダムΖΖ』その3

16話。ブライトさんもいろいろあったんだ・・・・。 ネタバレしますのでご注意を。 この楽しさはなんというべきか。 このふざけた感じ、嫌いではない。 ガンダムZの続きと思わなければとても面白いです。 (さすがにあのZのすぐ後には観れないだろうて) …

『機動戦士ガンダムΖΖ』その2

『ガンダムシリーズ』ⅠⅡアムロ・カミーユが続けていじけひねくれキャラだったのがⅢのジュドーで男の子らしい前向きキャラになったわけです。 妹思いで生活力があってきっぱりした主人公で作品も今のところ明るく楽し気に進んでいきます。 35年以上も経ってか…

『機動戦士ガンダムΖΖ』富野由悠季

ついに観始めました。ダブルゼータ。これだけはなかなか普通に配信されてないのでバンダイチャンネルにて鑑賞です。 もっとヘンテコなアニメかと思っていたら想像以上にちゃんとした作品で驚いています。主人公ジュドーは明るく活動的で「2023年の今」ではほ…

『火狩りの王』その2

最近には珍しく続けて再鑑賞しています。 まだよくわからないけど期待してしまっているのかもしれません。 ねたばれしますのでご注意を。 再鑑賞の理由のひとつは昨日も書きましたが本作がきわめて女性的な作品なのではないかと思ったことです。 とはいえ現…

『火狩りの王』西村純二

原作:日向理恵子 構成/脚本:押井 守 キャラクター原案:山田章博 wowowオリジナルアニメ作品です。日本製でオリジナル作品、と聞くとどういうものか価値が上がるというより逆に「おもしろくないのでは」とつい思ってしまいます。 特にwowowオリジナルはつ…

『カモンカモン』マイク・ミルズ

ホアキン・フェニックス主演で観始めたのですが今一番気になっている「疑似家族」ものだったので座りなおして鑑賞しました。 かつて家族映画は多くありその中で「仕事をして稼ぐ強い父親・食事を用意し掃除洗濯をする優しい母親・父を尊敬し母の愛情に感謝す…

『尚食』その8

人間は食べなくては生きていけないので食の話は重要なのですよ。 例えば幼児期に読む絵本や童話でも「食べ物」が出てくるお話はどれよりも記憶に残りやすいのではないでしょうか。 日本で人気の『ぐりとぐら』のパンケーキ『白雪姫』の毒リンゴ『ヘンゼルと…

『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』大森立嗣

ただただ幸せな映画だった。 だってケンタとジュンは相思相愛でずっと一緒に旅をしているだけなんだから幸せ以外のなにものでもない。 ネタバレしますのでご注意を。 正直カヨちゃんはふたりにとってはちょっと邪魔者で、と思っていたら案外早く置いてけぼり…

『リスペクト』リーズル・トミー

アレサ・フランクリンの生涯を描いた伝記映画といえる映画作品です。 と言っても私は彼女のことを何も知らなったのですが、それだけに観ていていろいろと衝撃を受けました。 ネタバレしますのでご注意を。 ひとつはもちろんアレサの歌唱力と魅力です。本作を…

『ドッペルゲンガー』黒沢清

面白く鑑賞しました。 ドッペルゲンガーというか普通にもう一つの人格と思えました。 女性の方は弟の厳格を見、主人公は自分の欲望からもう一つの人格を出してしまったというわりにストレートな見方でよろしいのではないでしょうか。 主人公は才能はあるのか…

『水星の魔女』第一期12話まで

やってくれましたなガンダム『水星の魔女』 ほんわかスレッタぬでここまで引っ張ってきておいての第一期ラストこれ。 いやほんとうこれで第二期まで待たされるとは。 ネタバレしますのでご注意を。 「逃げればひとつ進めばふたつ」 なんだか怖い童謡の一節の…

『尚食』その7

ほんとうつかみどころのないドラマです。 ヒロイン姚子衿は正直そんなに美女でも可愛いというほどでもないように見えます。この3人でも右側二人が美人さんではないですか。特に皇后はやんわりと優しくて文句なしのように日本人的には思えるのですが中国ヒロ…

『Le Sommet des Dieux/神々の山嶺』パトリック・アンベール

気になっていたアニメ作品がアマプラで配信始まったので鑑賞しました。 もうこれ私にとっての今年最高アニメ映画では、というのはちょろすぎでしょうか。 フランス製作アニメというのを聞いた時は何故日本製でできなかったのかと思ったのですが鑑賞して考え…

劇場版『Gのレコンギスタ V』「死線を越えて」

やっとラストまで鑑賞できました。 しかし逆にTV版を最初から観なおしたくなったw ネタバレしますのでご注意を。 富野監督によるガンダムの集大成でありつつガンダムへの抗議でもあるのですがやはり大人への憎悪は同じ。 ファーストガンダム世代の私たちに…

『LAMB ラム』バルディミール・ヨハンソン

とても面白く良い映画見つけてよかった。 なんとなく迷っていたのですが観始めたら止めることなく観てしまいました。 アマゾンプライムにて鑑賞。 ネタバレしますのでご注意を。 ポスターに写っているマリアという女性が優し気に子羊を抱いている、という図…

『主戦場』ミキ・デザキ

いきなり『主戦場』の配信が表示され慌てて観てしまいました。 が観始めてすっかり時機を逸してしまった感が心に迫ってきたのは否めませんでした。 この配信もさらに遅れてはますます観客が離れてしまうことを恐れての判断なのでは、と考えます。勿論それは…

『MOTHER マザー』大森立嗣

若い頃この映画を観ていたらその内容に物凄く賞賛していたのですがすっかり年を取ったのを感じました。 映画の作り方としてはもうすばらしくて大絶賛です。 昨今の日本映画のていたらくがまったくない優れた才能と技術を感じます。 映画の評価としては満点以…

『犬王』湯浅政明

楽しみました。 ずっと観たいと思っていたものを今年初めての映画鑑賞にできて嬉しい限りです。 ネタバレしますのでご注意を。 湯浅監督作品は一度パッと見てすぐに理解できるものではないと思っていますが本作は最近観ていた他作品とのつながりも感じてなる…