中華系作品
ネタバレします。 まず「あとがき」から ここに諸星氏の気持ちが記されている。 要約すると 「ある時期これまでの単行本の新装版や昔の作品を新しく編集しなおした短編集が矢継ぎ早に出てそこに入れる描きおろしの短編を注文された。 ある読者にとっては8ペ…
ネタバレします。 第3話「碁娘翅鳥剣」~「月刊コミックトムプラス」2000年1・2・3月号(潮出版社) 碁娘の碁と剣の腕前がますます冴えわたる。 碁をまったく知らない者としては「へええ、そうなのか」と魔法をかけられているような心地である。 碁と麻雀を…
諸星ヒロインでも屈指の強強美女。 感想、というのは書きにくいかもですが、記しておきたい作品です。 ネタバレします。 第1話「碁娘伝(ごじょうでん)」~「コミコミ」1985年4月号(白泉社) 中国・唐代天宝の頃。 城外に荒れ果てた屋敷がありそこに妖怪が…
ネタバレします。 「霊山」 燕見鬼と小玉は仇道人、十四娘から逃れた。 これで推背図の予言が一つ当たったことになる。 小玉はかつて家庭教師をしてくれた碣村の方臘先生を頼ることにした。 ふたりが碣村を訪れると遊手(無職の徒)が迫ってきたが方先生の声…
諸怪シリーズ現在の最終巻となります。 ネタバレします。 宋の頃、京師開封の城外に劉真人、通称五行先生という道士がいた。 その弟子に幼名阿鬼という見鬼の子供がいた。 寵児て燕光、字を青眸、通称燕見鬼と呼ばれるようになった。 「万年楼」 見鬼は呂太…
おお、映画を観続けるターンに入ったか、と思いきや『十二人の怒れる男』のみで脱落しました。戻ります。 いやここ以上に興味を持てる映画がない。 ネタバレします。 「小玉」 燕見鬼は五行先生から預かった「推背図」をとある人に届ける役目を仰せつかって…
ネタバレします。 「倀鬼」 阿鬼が幼い頃に戻ってのお話。 五行先生と旅する阿鬼。 ふたりで峠を越えようとしていると「この景陽岡には虎が出る」と忠告される。 しかし五行は「わしは虎除けの御札を持っているから」と歩み続ける。 そこに髭面の男がふたり…
表紙絵なんと阿鬼ちゃんです。 ものすごい美少年になってしもうた。 恥ずかしいくらい美少年なんですけどお。 ここからほぼ初読書です。 ネタバレします。 「鬼市」 こんな夜市があるのかとどきどきする一篇だ。 宋の頃、張と李というふたりの男が深夜の城外…
ネタバレします。 「三山図」 恐ろしい話が続く中でほっこりするお話である。 安心してお読みください。(大変は大変だが) 唐の玄宗の頃、江州の近く。 それはひとりの木こりが山の中で不思議な一群の奇岩を見つけその側に「鎮」という字が見えるきれいな珠…
ネタバレします。 「狗屠王」 タイトルから想像される通り「犬」への加害があるので(以前もあったけど)ダメな方にはおすすめしません。 といっても私も苦手なのでこの一話に関してはでいるだけ簡略にします。 冒頭、犬に見事な芸を仕込んでいる男が登場し…
ネタバレします。 「邪仙」 阿鬼が五行先生のところへきて間もない頃の話。 まだまだ五行先生の仕事がどんなことなのか、よくわかっていない幼い阿鬼にとって五行先生は時に恐ろしい存在でもあったようだ。 その日、五行先生はいつにもまして怖い顔をしてい…
諸星大二郎「諸怪志異」シリーズⅡ『壺中天』です。 この本には私があらゆる怪談の中で最も怖いと思って震えあがりしょっちゅう思い出してしまう一篇が入っています。 ネタバレします。 「壺中天」 「壺中天」という聞きなれない言葉を検索してみると「俗世間…
ネタバレします。 「花仙境」 悲恋物語である。 ある富裕な主人から息子の様子がおかしくなった見てほしいという依頼を受けて訪れた五行先生と見鬼であった。 息子は呆けたようにぼんやりとしているが見鬼の目で見ても何ら妖しい者の存在はなかった。 その夜…
ネタバレします。 唐の文宗の頃、長安に曹巌という男がいた。 謹厳実直で知られていたが万事につき頑なすぎて家族からも家人からもうとましく思われること甚だしかった。 それでも硬骨漢というので同僚の間では一目置かれているものではあった。 さてここか…
ネタバレします。 宋代、首都開封の城外に住む五行先生とその弟子見鬼が湖南に旅をし麗池村という場所を通った。 その村は養魚池やため池が多かった。 ゆったりと歩くふたりの前に一人の青年が三人の暴漢に襲われている光景が現れた。 五行が暴漢を押しとど…
この二週間はりつめていたので諸星大二郎の中でも特に好きな(そればかり言ってる気もするが)「諸怪志異」シリーズに参ります。 ネット検索してブログ記事を見つけたら自分でした。もともとのgooブログは消えてしまうので移行したアメブロのほうを貼ってお…
1987年11月号~1988年3月号「月刊コミックトム」 私は『無面目・太公望伝』という本を持っているのですがこちらの画像を使わせていただきました。 ネタバレします。 太公望=釣りをする人、という意味で最初に知ることも今ではかなり少なくなってきたのでは…
1988年9月号・1989年3月号(全2回掲載) 何度も読んだ作品です。 史実を元にした諸星氏の(いつもの)自由な発想による創作ですが「こんなことがあったのかも」と思わせてしまいます。 ネタバレします。 「巫蠱の禍」をメインに置いた残虐な物語なのだが私は…