ガエル記

散策

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『オオカミの家』クリストバル・レオン&ホアキン・コシーニャ

ピノチェト軍事政権下のチリに実在したコミューン「コロニア・ディグニダ」に着想を得て制作したストップモーションアニメ ネタバレします。 「コロニア・ディグニダ」を知ってから観るのと知らずに観るのではまったく違うもしくはかなり違う鑑賞になりそう…

『ゴッドファーザー〈最終章〉:マイケル・コルレオーネの最期』フランシス・フォード・コッポラ

賛否両論になる「最終章」ですが、私はこの映画を撮るためにⅠとⅡがあると思っています。 なんならこの作品だけでもいいわけですがやはりこの悲劇を理解するためにはⅠとⅡが必要ではあるわけで。 ⅠとⅡでは嫌いだったアル・パチーノ=マイケル・コルレオーネも…

『ゴッド・ファーザー』フランシス・フォード・コッポラ

何度も観返した映画である。 映画作品としてのすばらしさはもうこれ以上話す必要はないと思える。 ので、適当に思ったことを書き連ねる。 日本人にとってこの映画の衝撃の一つはこの舞台が第二次世界大戦直後1945年から始まるということではないか。 冒頭の…

『エクソシスト』ウィリアム・フリードキン

1973年アメリカ制作 流れでどうしても観てしまった。 やはり面白い。 ネタバレします。 ホラー映画の金字塔なのだが子供時代に観た時は良さはわからず変な脅し方をするし大の大人の男がふたりなんだかなあと思っただけであった。ヒロインの愛らしさも理解で…

『エミリー・ローズ』スコット・デリクソン

2005年アメリカ制作映画でアマプラでもしょっちゅう目にしていたのになぜか初鑑賞である。 昨今映画ドラマ鑑賞にまったく集中力が続かず難儀していたが本作は気持ちがそがれることなく見続けられた。 ホラーサスペンスなら退屈しないだろうと思われるかもし…

『蟲師』漆原友紀 その13

ネタバレします。 「残り紅」 日本のマンガにはめずらしい老夫婦を題材にした作品。 多くの(日本制作)マンガはほぼ十代次に二十代か一桁世代を主人公にしているのでこうした長いスパンの物語はなかなかできない。 漆原氏にしても十代二十代一けた代が多い…

『蟲師』漆原友紀 その8

ネタバレします。 「虚繭取り」 幼い双子姉妹と蚕の繭のお話。 愛らしい少女たちと真っ白な繭玉が天井から幾つも吊り下げられている情景が美しい。 兎澤家一族の中で”ウロさん”が見える者は山中で孤独な”ウロ守り”という仕事を継がねばならない。 素質あるも…

『蟲師』漆原友紀 その7

ネタバレします。 「硯に棲む白」 これはクリエイター冥利に尽きるという話。 子どもたちが病となり大人が死亡するほどの作品を作る、ということ。 むろん本当に死にそうになり死ぬわけではなくそれほど惚れ込み夢中になれる作品を作り上げたということ。 そ…

『蟲師』漆原友紀 その6

ネタバレします。 「錆の鳴く聲」 いつものことだが不思議な話だ。 ”しげ”という娘が声を発するとそれを聞いた人々が錆びつき動けなくなっていくという。 はっきりと証明されているわけではないが村人は皆その娘の声が原因だと思っている。 それはしげ自身は…

『蟲師』漆原友紀 その5

ネタバレします。 「露を吸う群」 現在ベストセラー1位になっている本の帯「コンサル栄えて国滅ぶ」の言葉を思い出させる。 そしてその本のタイトル『過疎ビジネス』というのも本作をそのまま指示している。 失礼ながら(というか金銭的問題で)上の本は未読…

『蟲師』漆原友紀 その4

未知の領域です。 うお。 二巻にはいって急に絵(というか話とか全体的に)がうまくなった気がする。 すごい。 ネタバレします。 「やまねむる」 山に穴が開いていた。 なんでこんなこと、考えるかな。 しかしここ、マンガは自然な開き方だったのがアニメだ…

『蟲師』漆原友紀 その3

アニメタイムズでアニメもいっしょに追うことにしました。 なのでアニメについても言及することもあると思います。 ネタバレします。 「瞼の光」 あまり多くが説明されない奇妙な話でもある。 大きな蔵もある屋敷に母と息子ビキのふたりだけで住んでいる。 …

『教皇選挙』エドワード・ベルガー

アマゾンプライムにて鑑賞。 ネタバレします。 というか、あまりにも心地良い映画で何度も観ていたい。 というのはおかしいのかもしれないけど昨今映画を観るのが苦痛だったのが一気に楽しみになった気がする。 といっても心地よいものしか観れなくなってし…

『十二人の怒れる男』シドニー・ルメット(1957年製作)

名作の名高い本作。 私も何度か鑑賞してはいるのですがおおよそのイメージはあるものの詳細は思い出せず、もう一度確かめたくなり再鑑賞しました。 ネタバレします。 「ほんとうにそれほどの名作と言えるのかねえ」という疑惑のもとに観始めた。 昨今、映画…

『パトリシア・ハイスミスに恋して』エバ・ビティヤ

以前は映画・ドラマ記事を書き続けていた私ですがこの数年(たぶん横山光輝沼にはまってから)マンガひとすじになってしまい映像作品を見ると退屈で耐えられなくなってしまいました。 昨日まで「諸星大二郎作品」に没頭していたのですがアマゾンプライムで本…

『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』その2

いつもあーだこーだ書く人間だけど本作については今のところ、特にこの3話4話言いたいこともないんだけど楽しんでいるからいいのかな。 楽しんではいるが一方キャラクターについても設定についても物語についても今のところ猛烈に言いたいこともない。悪口も…

『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』1

久しぶりに映像を観る。 賛否両論、かまびすしくもりあがっている、そんな作品に参加してみる。 第一話目、初見、思った以上に面白く好きになれる世界観だった。 問題視されている「スマホ」に関しては確かになあ、という感じ。 存在に別にむかつきはしない…

『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』古賀豪/原作 水木しげる

アマゾンプライムにて鑑賞。 この一年弱の毎日の自由時間を横山光輝マンガ読書かその関係に費やしてまいりました。 「一年間は」と思っていたのですがちょうどこの時期に『鬼太郎誕生ゲゲゲの謎』がプライム配信されるとの情報でどうしようかと迷ってもいた…

『王朝の陰謀 武則天殺人事件』ホアン・イー

レビューで「おもしろくない」という意見の羅列だったのですがなんとなく観てしまいました。大元のツイ・ハーク監督作品も続けて観たいと思います。 いやすごく面白かったんですが。 なぜなんでしょうか。 多くのレビューの方はこのシリーズをずっと観てきて…

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』こどもたちの力

おとなになってそれもかなり年を取ってこんな物語を観ているととても辛いしとても嬉しくもある。 スレッタもミオリネもグエルも成長しました。 最初の頃とはまったく違う。 人生は辛いものだけどやっぱりその中で人間は成長していく。 辛い思いをしなきゃい…

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』クワイエットゼロ=ヨルムンガンド

再鑑賞楽しんでいます。まとめて観たほうがわかりやすいですね。 ということで今回もいろいろ気づいたことがあるんですが。 ネタバレしますのでご注意を。 とにかく本作『水星の魔女』はガンダムとはなにか?ガンダムの呪いとは何か?を描いた作品です。 本…

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』ep10まで再鑑賞 ごめんなさいしなくていいんだよ。

再鑑賞中。ep10まで。まじで面白くてこんなにおもしろかったっけ?ていうくらい面白がって観ています。やはりまとめてみるのは良いですね。 とはいえほんとうに進行が早くてあっという間にここまで来てしまった感じもする。 ネタバレしますのでご注意を。 …

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』アマプラで再鑑賞中

レスとかはまったくないんですがもう一度観てみようかと思ってアマプラで再鑑賞しようか、「もう一回観たし飽きた」と思ったらやめればいいしという気持ちでいたのですが観始めると案外面白いです。 まあ一番面白いのはこの人グエル先輩ですね。 ラストパー…

『サスペリア・テルザ 最後の魔女』ダリオ・アルジェント

少し前に『サスペリア』を再鑑賞して以来観たいと思ってたらアマプラにあるの気づきました。 なんだろう、この不思議感覚。もちろん『サスペリア』にもあった独特のなにかです。 この映画は私がホラー映画に望んでいる要素がこれでもかと詰め込まれていて嬉…

『ザリガニの鳴くところ』オリヴィア・ニューマン

とても面白く惹きこまれて観てしまいました。 ただそれだけではない作品でもありました。 ネタバレしますのでご注意を。さらに『無聲 The Silent Forest』にも触れます。 本作『ザリガニの鳴くところ』は先日観た台湾映画『無聲 The Silent Forest』と同じ題…

『無聲 The Silent Forest』コー・チェンニエン

正直言ってとても良い映画とは言いたくないです。 実際に起きた事件を映画化したということで生々しく作った意識は理解できますが好みだとは言えないし言いたくありません。 ネタバレしますのでご注意を。 なのでこの文章もできるだけ短くまとめたい。 台湾…

『【推しの子】』アニメ

第一期最終回。第二期決定済。当然と言えば当然ですね。 ストレートにおもしろかったです。 芸能界ものアイドルものがマンガアニメに浸透してきて以来そもそも日本のアイドル業界苦手だった自分がその題材の作品をここまで楽しめる時がくるとは思ってもいま…

『犬王』湯浅政明と『夢幻花伝』木原敏江

遅くなりましたが『犬王』を観て思い出したのが木原敏江著『夢幻花伝』です。 これは犬王の前から将軍足利義満に寵愛されていた世阿弥の若かりし時の物語です。『犬王』の中でも登場しますね。 この作品には犬王の姿は登場はしませんが世阿弥の口から「犬王…

『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔/王の帰還』そして『ゲーム・オブ・スローンズ』

『二つの塔/王の帰還』続けて鑑賞しました。 とても面白い教科書となる作品ですが現在の目で観ると様々な疑問や不満も出てきます。 ネタバレになります(『ゲーム・オブ・スローンズ』についても)のでご注意を。 そしてそれら「私が感じた欠点」はこれから…

『ロード・オブ・ザ・リング 』ピーター・ロバート・ジャクソン

何度となく観ている、つもりですがもう一度鑑賞しています。 2001年から三部作で公開され今なお語られることが多い異世界ファンタジーの名作ですね。 以後の日本における異世界舞台のゲームやアニメ・マンガなどは殆どこの映画から影響を受けていると言って…