手塚治虫
1978年「SFファンタジア」4号 わずか16ページの短編SFだがこれも例にもれず素晴らしい一編となっています。 なぜこんな複雑な物語をこのページ数に収めることができしかも窮屈な感じがしないようにできるのか、多くの人が不思議がりますがまさに謎です。 と…
最終巻です。 この内容でたった四巻というのは現在のマンガでは考えられない。 ずしっと重い四巻です。 まったくの未読の初読みでした。こんなすごい話とは思わなかったしこんなに読みやすいとも思ってなかった。やはり手塚マンガは(少なくとも私には)めち…
あけましておめでとうございます。 2025年が良い年でありますように! いつも通りやっていきます。 ネタバレします。 第十七章「脱出行」 シュマリ、十兵衛(土方歳三)太財弥十、なつめの四人は地震による落盤で炭坑内に閉じ込められてしまうがシュマリの執…
ずっと世の中に関係なく突っ走っている本ブログですが一年に一度くらいは振りかえってみましょうか。 今年2024年はおおむね前半と後半にくっきり分かれています。 たぶん去年もそうだったのでは。 というのは去年の6月から今年の6月までほぼ横山光輝を読み続…
すみません。がまんできずに最後まで読んでしまいました。 あまりの感動に言葉もありません。手塚治虫の最高傑作なのではと思えました。 しかしここでは地道に続けていきます。 ネタバレします。 ちょうど二巻から。 第九章「お峯」 1875年石狩幌内熊尻 太財…
開拓督務補佐役、島義勇とシュマリ ネタバレします。 第三章「刺青」 明治二年(1869年)12月札幌でシュマリは暴れ投獄される。 と言っても獄中にいたのはふたりだけ。 それは極寒の夜を迎えれば囚人たちは次々と死んでしまうからだった。 シュマリの目の前…
さて続けて手塚治虫先生の明治時代もの。 こちらはまったくの初読みです。 知らなかったのですが本作はあの(私も大好きな)『ゴールデンカムイ』の元ネタであると書かれていて「なにィ」となってしまいました。 まだやっと読みだしたばかりですが最初からな…
横山光輝『飛猿斬り』この作品を読んで以来、山田一郎(表紙のお人)が頭から離れずこの半年間幕末に入れ込んできました。 以前の記事はこちらです。 gaerial.hatenablog.com これを読んだ時は「天狗党」のなんたるかも知らず山田一郎の苦しみを理解してあげ…
最終巻です。 ネタバレです。 ついに最終章となった。 伊武谷万二郎は頑固一徹のまま突き進んできた。 おせき殿を一筋に思い続けていた彼はもう少しのところでその糸はちぎれてしまい彼女は手の届かない場所に行ってしまう。 入れ替わるように現れた綾は万二…
ネタバレします。 緒方洪庵は慣れ親しんだ大坂適塾を出て江戸城の奥医師そして医学所頭取となるため江戸に住むこととなる。 これは体の弱い洪庵にはむしろ有難迷惑であったらしい。 特に大奥での仕事は神経の疲れるものであった。 さて緒方洪庵を通して良庵…
ネタバレします。 後半は画像にあげた場面、万二郎が平助を伴って登城するところから始まる。 母上の前では乗馬で出たが途中で下馬し平助に馬を引かせて猛然と走っていく。 門前に行くと以前とはまったく違う礼を以て案内され、二の丸お留守居役の勝海舟に迎…
ネタバレします。 万二郎がおせき殿の異変を知るのは三日後だった。 ふたりの仲人をしようとしておせき殿の寺を訪ねた良庵が彼女がすでに尼寺に入って髪をおろしてしまったと聞いたのである。 良庵の知らせを聞き万二郎は善福寺へ走ったが住職とも会えず出て…
一番左=勝海舟、左上=ハリス、左下=手塚良庵 真ん中上=ヒュースケン、真ん中真ん中おせき、真ん中下=福沢諭吉 右上=伊武谷万二郎、その下=平助、その下の左=大槻俊斎、その右=お紺、 俊斎の下=手塚良仙、一番右端=丑久保陶兵衛 ネタバレします。 …
幕末から明治維新。 よく日本人は江戸城無血開城で平和的だと自慢する向きがありますが事実はそんな生易しいものではないのですよねえ。 ネタバレします。 安政六年の秋から冬にかけて大獄の嵐が吹きすさんだ。 頼三樹三郎、鵜飼吉左衛門、吉田松陰は斬首。…
まさかここまで望んだとおりのものだとは思ってもいませんでした。 ネタバレします。 伊武谷万二郎は橋本佐内・西郷吉之助の名で送られてきた手紙に誘われ雨の中向かった屋敷で捕らえられてしまう。 その首謀者は井伊直弼の謀臣、長野主膳だったが万二郎は知…
いっそうおもしろくなっていきます。 ネタバレします。 上様の口の中の黒いシミを調べたい良庵はイギリスの医書の中にその症例が書いているのではないかと考えるが英語が読めない為どうしようもない。 そこで思いついたのが伊武谷万二郎に頼めば来日している…
やっぱり手塚治虫マンガは読みやすくてわかりやすくて面白いなあ。 ネタバレします。 橋本佐内は適塾の緒方洪庵を訪問。適塾出身者であった。 ゆっくり語らうつもりが阿部正弘が急死との知らせに慌ただしく去っていく。 刑死人一体の腑分けが行われる。 研修…
ネタバレします。 最初は比較的良い人だったヒュースケンが一転嫌な感じに。 よくわからんハリス氏は良い人になったかと思ったらやっぱりよくわからん人に。 しかし伊武谷はヒュースケンの一言から興味を抱き韮山の反射炉を見ることになる。 そこで福井藩校…
幕末・維新にはまり中の今。 注目すべきは薩長土肥よりも水戸藩なのではなかろうかと思っています。 本作ではあまり出てこないかもしれませんが、水戸藩の浪人牛久保が登場しています。 ネタバレします。 緒方洪庵の適塾で手塚良庵はダメ人間ながらもなんと…
ネタバレします。 冒頭の丑久保陶兵衛とその妻のエピソードが怖くて一番記憶に残ってしまった。 本書の熊菱という蘭方医に臨月の妻を診せたところ「すぐに産ませた方が良い」と言って薬を飲ませたが生まれる気配はなく妻は苦しみだした。 慌ててその医者は陰…
幕末から明治維新にかけての読書を希望しているのですが手塚治虫作品ではこれを外すわけにはいかないだろうと思い再読&感想を書いてみます。 何度も読んだ作品ですがこの思いで読めばまた一味違うかもしれません。 もともと手持ちの本なのでこのための散財…